2025年04月05日
紙の月 邦画 2014年
紙の月 邦画 2014年(平成26年) 2時間6分 動画配信サービス
監督:吉田大八
俳優:宮沢りえ、池松壮亮、大島優子、田辺誠一、小林聡美
宮沢りえさん出演の作品で、先日動画配信サービスで見たのが、『父と暮らせば』でした。関連付けて、こちらの作品を観てみました。
もう終わりましたが、日曜夜のバカリズム脚本ドラマ作品、『ホットスポット HOT SPOT』に、日テレ番組、『月曜から夜ふかし』のスタッフとして出ていた池松壮亮さん(いけまつ・そうすけさん)が、宮沢りえさんの彼氏役(大学生)で出てきたのでびっくりしました。
池松壮亮さんは、撮影当時23歳ぐらいです。
いっぽう宮沢りえさんは、40歳ぐらいの役で、ご本人の年齢も映画撮影当時はそのぐらいでした。銀行の契約社員で出ておられます。夫は、ベトナム赴任があるような会社勤務です。商社だろうか。
全体を通してですが、今回の悲劇(銀行員が、顧客のお金に手を付けた)は、妻に理解が足りない夫の言動に真因(しんいん。真の原因。本当の理由)があります。ただ、そういう夫は、現実には多い。
池松壮亮さんは、へんな男を好演されています。
男の愚かな(おろかな)面が、あちこちで出てきます。男よ、反省しろ!です。
『紙の月』という言葉で思い出すのは、洋画作品、『ペーパームーン』です。もう50年ぐらい前の映画ですが、いい映画でした。人間は、理屈じゃなくて、気持ちで生きているのです。
書損(しょそん):書き間違い。書き損ない(そこない)
女の世界がありますなあ。
夫婦には生々しい生活臭があります。住宅ローンの繰り上げ返済の話が出ます。
男尊女卑の夫婦です。バブル経済がはじけた、このころの世の中は不景気でした。
時代設定は、1994年(平成6年)から1995年(平成7年)です。昭和の時代の男女関係をひきずっています。途中、震災のことも出てきますが、それは、1995年の阪神淡路大震災のことです。
小林聡美さんが出てきました。去年のNHKBSドラマ、『団地のふたり』がとても良かった。小泉今日子さんとセットで団地のふたりでした。
おだやかな人柄だった団地のふたりとは違って、小林聡美さんは今回、厳しいベテラン女性銀行員の役回りです。
映像を見ながら、このころは、電子マネーはなかったなとか、デスクトップパソコンの出始めで、パソコンは当時、非常に高価であり、大きくて重たかった。なのに、今と比較して、パソコンの能力はそれほど容量があるものではなかったとか、いろいろ思い出しました。
原作は、角田光代小説作品であることを知りました。わたしはこの映画を観るのは初めてですが、うちの家族はこの映画を観たことがあるそうです。
男女の出会い→ときめき→(冷えた夫婦関係が下地にある)→主婦が、若い男と浮気という流れですな。ただ、ちょっと、二十歳すぎの男性と四十歳女性のラブは、考えにくい。お金めあて、体目当て、愛情はないのでしょう。たぶん。男と女ですから、押したり引いたりが始まりますなあ。
『現金』を扱う仕事は、危険です。不正がやれちゃいます。
昔、タクシーに乗った時、タクシーンの運転手が言っていました。
『浮気というものは、最初は、やってはいけないと、がまんするのだが、1回やると、何回でもやれるようになる』
まあ、なんでもそうでしょう。やってはいけないと思っていても1回やると、何回でもやれるようになる。自制心がなくなる。コワイコワイ。あとがコワイ
福澤諭吉さんの顔が書かれた壱万円札がいっぱい出てきます。渋沢栄一さんの壱万円札の登場は、まだかなり先です。
宮沢りえさんが演じる梅澤梨花は、心に不満がたまっていた。
人のお金で豪遊することを、『紙の月』とたとえておられました。ニセモノの月なのです。月=幸福なのでしょう。紙は、お札のことなのか。
男女の体のからみが映像で美しく描かれているのですが、現実とは違います。現実はもっとたいへんです。映像は、妄想(もうそう。願望)で、つくりものです。虚構です。現実は映像のようにはいかないのです。痛いし、重たいし、苦しいのです。人間はなんでこんなことをするのだろうと思うこともあります。互いの気持ちの交流ならハグだけで十分満たされます。虚構にだまされて人生の将来を見誤ってはいけません。
アホな夫です。
お金持ち相手の仕事もたいへんです。まあ、お金がない人の相手もたいへんですが。
梅澤梨花は、幽霊みたいな女の人です。
池松壮亮さんは、ドラマ、『ホットスポット』と同じ調子のセリフ言い回しです。それでいい。味わいがあります。静かに語ります。大声は出しません。
上映時間が経過しましたが、なんだか広がりがありません。
カードローンはやらないこと。貯蓄の鉄則です。
主人公女子は、金融機関で働く人とは思えません。
金融機関で働く人は、カードローンを顧客に勧めることが仕事です。自分がローンを背負ったら、お話になりません。
浮気相手の男子は、お金がなければ、大学へは行かなくていい。
昔は、働いて、お金を貯めてから、大学に入る若い人もいました。
昼間働いてお金を貯めて、夜間の学部から、昼間課程に転籍する人もいました。
映像を観ていて、『お金ってなんなんだろうなあ』と、考えました。
不正なお金ですが、豪遊できたことは、それはそれで、さきざき、いい思い出になりそうです。
ふつう凡人には、豪遊体験は思い出にないからです。(やっぱり、映画の後半で、そんな話が出ました)
主人公宅は、夫婦として、終わっています。
夫は、妻を夫の従属物と思っているだけです。召使い。オレが食わせている。オレに従えです。
銀行顧客のお金を窃盗したのは、妻ですが、根本的な原因は夫の妻いじめにあります。
妻は、おとなしくて、まじめだった。まじめすぎて、反発する手段を身に付けていなかった。堕ちるところまで堕ちていった。(おちるところまでおちていった)
堕ちる:おちる。不正に手に入れた金額がどんどんふくらんでいきます。何千万円という単位になっていきます。オソロシイ
梅澤梨花が、キリスト教系の女子高校に通っていたときのことが流れます。
きれいごとだけを教えていたら、こどもの心は壊れてしまいます。
ただ、そのシーンでは、もともと梅澤梨花に盗難壁があったと紹介されます。う~む。そういう癖はなかなか治りません(なおりません)。よく梅澤梨花は、銀行員になれたものです。
まあ、堕ちるところまで堕ちるしかありません。
痛い目にあわないとわからないこともあるでしょう。
20歳ぐらい年上の女性とのラブです。
観ていて、若い男は若い女のところへいくだろうと思う。(そのとおりになりました。梅澤梨花はみじめです。そうなることがわかっていたのに、がまんできないのね)
梅澤梨花と大学生彼氏は、三泊四日で、146万円ぐらい使ってしまいました。盗んだお金を使いました。
梅澤梨花は、犯罪行為をしていますが、いい思い出ができたという記憶は残るのでしょう。
サスペンス、スリラー映画です。
梅澤梨花は、感覚がマヒしている。このままだと、逮捕、収監されてしまいます。
どんどんエスカレートしていきます。
観ていて、映像よりも、話の筋立てをこれからどうするのかに興味が湧きます。
銀行職員間の冷たい世界があります。
小林聡美さん演じるベテラン銀行員が厳しい。(発覚するという予感あり)
発覚して、ドタバタ騒ぎになって、終息に向かうという流れはありきたりです。どうなるのだろう。
正義を訴える小林聡美さんを排除しようとする動きが出てきます。不正は、ひとつではありませんでした。
かけひき、条件闘争が始まりました。ややこしくなっていきます。
(そういう、話のやりくりか。おもしろい。現実にありそうです)
『(盗んだお金を)返して済む話ではない』(ただ、銀行にとっては、この事件が世間に明らかになるとダメージが大きい不祥事です。隠蔽(いんぺい)したい)
小林聡美さんの女の意地もあります。ちゃんと働いてきた自分がなぜ排除されなければならないのか。
大学生の男は大学を辞めます。彼のために、学費を不正に用意した梅澤梨花の考えは甘かった。
大学生だった平林光太(池松壮亮)は、ダメ人間です。
梅澤梨花の立場になると、死を選ぶこともあるかなと。
借金がかさんで、返せないとなると、首をくくるしかない。地獄のスタートです。
そうくるか。色仕掛けでお金をゲットしたい。
うそをつくためのチラシや、証書のカラーコピー、1995年ごろのパソコンとか、プリンターとか、世の中のアナログ(手作業)事務手続きだとできた手法です。
いまさらもう戻れない。梅澤梨花は、やつれました。
人からほめられたい。
人からほめられるためには、うそもつくし、盗みもやる。
人を助けてあげたいではなくて、自分がほめられて認められていい気分になりたい。
『あなたはみじめじゃない。やりたいことをやった。やりたいことができた。あなたは、幸せ者です。だって、人のお金だけれど、いっきに何千万円も使ったんですもの』
小林聡美さんと宮沢りえさんの問答が続きます。
偽物の月だから、月は、いつかは消える。偽物の月は、いつかは終わる。
月=お札なのかなあという推測をしましたが、あたっているかはわかりません。最後の理屈は、理解できませんでした。
梅澤梨花の器物損壊シーンが良かった。犯罪ですが、いい終わり方でした。
飛び降り自殺をしたのかと思いましたが、逃走でした。大音響で讃美歌が流れました。
開き直ったのです。『わたしが何をしたっていうの! わたしに何の責任があるというの! わたしは、わたし、これがわたしです!』という強い主張を感じました。だから、死なないのです。彼女は生き続けることを決心したのです。考えてみれば、人殺しをしたわけではありません。お金をいっぱい使っただけという解釈もできます。ただ、人のお金ですけど……
ラストのベトナムのシーンは???でしたが、原作者の角田光代さんは、世界を旅する人なので、このシーンを入れたかったのかなあと考えました。
昔、本を一冊読んだことがあります。
『いつも旅のなか 角田光代 アクセス・パブリッシング』
海外旅行記です。登場する国々は、モロッコ、ロシア、ギリシャ、オーストラリア、スリランカ、ハワイ、バリ、ラオス、イタリア、マレーシア、ベトナム、モンゴル、ミャンマー、ネパール、タイ、台湾、アイルランド、中国、韓国、スペイン、キューバと多彩です。ひとつのところにじっとしていられない性格のお人です。
へんな終わり方の感想メモになってしまいました。
監督:吉田大八
俳優:宮沢りえ、池松壮亮、大島優子、田辺誠一、小林聡美
宮沢りえさん出演の作品で、先日動画配信サービスで見たのが、『父と暮らせば』でした。関連付けて、こちらの作品を観てみました。
もう終わりましたが、日曜夜のバカリズム脚本ドラマ作品、『ホットスポット HOT SPOT』に、日テレ番組、『月曜から夜ふかし』のスタッフとして出ていた池松壮亮さん(いけまつ・そうすけさん)が、宮沢りえさんの彼氏役(大学生)で出てきたのでびっくりしました。
池松壮亮さんは、撮影当時23歳ぐらいです。
いっぽう宮沢りえさんは、40歳ぐらいの役で、ご本人の年齢も映画撮影当時はそのぐらいでした。銀行の契約社員で出ておられます。夫は、ベトナム赴任があるような会社勤務です。商社だろうか。
全体を通してですが、今回の悲劇(銀行員が、顧客のお金に手を付けた)は、妻に理解が足りない夫の言動に真因(しんいん。真の原因。本当の理由)があります。ただ、そういう夫は、現実には多い。
池松壮亮さんは、へんな男を好演されています。
男の愚かな(おろかな)面が、あちこちで出てきます。男よ、反省しろ!です。
『紙の月』という言葉で思い出すのは、洋画作品、『ペーパームーン』です。もう50年ぐらい前の映画ですが、いい映画でした。人間は、理屈じゃなくて、気持ちで生きているのです。
書損(しょそん):書き間違い。書き損ない(そこない)
女の世界がありますなあ。
夫婦には生々しい生活臭があります。住宅ローンの繰り上げ返済の話が出ます。
男尊女卑の夫婦です。バブル経済がはじけた、このころの世の中は不景気でした。
時代設定は、1994年(平成6年)から1995年(平成7年)です。昭和の時代の男女関係をひきずっています。途中、震災のことも出てきますが、それは、1995年の阪神淡路大震災のことです。
小林聡美さんが出てきました。去年のNHKBSドラマ、『団地のふたり』がとても良かった。小泉今日子さんとセットで団地のふたりでした。
おだやかな人柄だった団地のふたりとは違って、小林聡美さんは今回、厳しいベテラン女性銀行員の役回りです。
映像を見ながら、このころは、電子マネーはなかったなとか、デスクトップパソコンの出始めで、パソコンは当時、非常に高価であり、大きくて重たかった。なのに、今と比較して、パソコンの能力はそれほど容量があるものではなかったとか、いろいろ思い出しました。
原作は、角田光代小説作品であることを知りました。わたしはこの映画を観るのは初めてですが、うちの家族はこの映画を観たことがあるそうです。
男女の出会い→ときめき→(冷えた夫婦関係が下地にある)→主婦が、若い男と浮気という流れですな。ただ、ちょっと、二十歳すぎの男性と四十歳女性のラブは、考えにくい。お金めあて、体目当て、愛情はないのでしょう。たぶん。男と女ですから、押したり引いたりが始まりますなあ。
『現金』を扱う仕事は、危険です。不正がやれちゃいます。
昔、タクシーに乗った時、タクシーンの運転手が言っていました。
『浮気というものは、最初は、やってはいけないと、がまんするのだが、1回やると、何回でもやれるようになる』
まあ、なんでもそうでしょう。やってはいけないと思っていても1回やると、何回でもやれるようになる。自制心がなくなる。コワイコワイ。あとがコワイ
福澤諭吉さんの顔が書かれた壱万円札がいっぱい出てきます。渋沢栄一さんの壱万円札の登場は、まだかなり先です。
宮沢りえさんが演じる梅澤梨花は、心に不満がたまっていた。
人のお金で豪遊することを、『紙の月』とたとえておられました。ニセモノの月なのです。月=幸福なのでしょう。紙は、お札のことなのか。
男女の体のからみが映像で美しく描かれているのですが、現実とは違います。現実はもっとたいへんです。映像は、妄想(もうそう。願望)で、つくりものです。虚構です。現実は映像のようにはいかないのです。痛いし、重たいし、苦しいのです。人間はなんでこんなことをするのだろうと思うこともあります。互いの気持ちの交流ならハグだけで十分満たされます。虚構にだまされて人生の将来を見誤ってはいけません。
アホな夫です。
お金持ち相手の仕事もたいへんです。まあ、お金がない人の相手もたいへんですが。
梅澤梨花は、幽霊みたいな女の人です。
池松壮亮さんは、ドラマ、『ホットスポット』と同じ調子のセリフ言い回しです。それでいい。味わいがあります。静かに語ります。大声は出しません。
上映時間が経過しましたが、なんだか広がりがありません。
カードローンはやらないこと。貯蓄の鉄則です。
主人公女子は、金融機関で働く人とは思えません。
金融機関で働く人は、カードローンを顧客に勧めることが仕事です。自分がローンを背負ったら、お話になりません。
浮気相手の男子は、お金がなければ、大学へは行かなくていい。
昔は、働いて、お金を貯めてから、大学に入る若い人もいました。
昼間働いてお金を貯めて、夜間の学部から、昼間課程に転籍する人もいました。
映像を観ていて、『お金ってなんなんだろうなあ』と、考えました。
不正なお金ですが、豪遊できたことは、それはそれで、さきざき、いい思い出になりそうです。
ふつう凡人には、豪遊体験は思い出にないからです。(やっぱり、映画の後半で、そんな話が出ました)
主人公宅は、夫婦として、終わっています。
夫は、妻を夫の従属物と思っているだけです。召使い。オレが食わせている。オレに従えです。
銀行顧客のお金を窃盗したのは、妻ですが、根本的な原因は夫の妻いじめにあります。
妻は、おとなしくて、まじめだった。まじめすぎて、反発する手段を身に付けていなかった。堕ちるところまで堕ちていった。(おちるところまでおちていった)
堕ちる:おちる。不正に手に入れた金額がどんどんふくらんでいきます。何千万円という単位になっていきます。オソロシイ
梅澤梨花が、キリスト教系の女子高校に通っていたときのことが流れます。
きれいごとだけを教えていたら、こどもの心は壊れてしまいます。
ただ、そのシーンでは、もともと梅澤梨花に盗難壁があったと紹介されます。う~む。そういう癖はなかなか治りません(なおりません)。よく梅澤梨花は、銀行員になれたものです。
まあ、堕ちるところまで堕ちるしかありません。
痛い目にあわないとわからないこともあるでしょう。
20歳ぐらい年上の女性とのラブです。
観ていて、若い男は若い女のところへいくだろうと思う。(そのとおりになりました。梅澤梨花はみじめです。そうなることがわかっていたのに、がまんできないのね)
梅澤梨花と大学生彼氏は、三泊四日で、146万円ぐらい使ってしまいました。盗んだお金を使いました。
梅澤梨花は、犯罪行為をしていますが、いい思い出ができたという記憶は残るのでしょう。
サスペンス、スリラー映画です。
梅澤梨花は、感覚がマヒしている。このままだと、逮捕、収監されてしまいます。
どんどんエスカレートしていきます。
観ていて、映像よりも、話の筋立てをこれからどうするのかに興味が湧きます。
銀行職員間の冷たい世界があります。
小林聡美さん演じるベテラン銀行員が厳しい。(発覚するという予感あり)
発覚して、ドタバタ騒ぎになって、終息に向かうという流れはありきたりです。どうなるのだろう。
正義を訴える小林聡美さんを排除しようとする動きが出てきます。不正は、ひとつではありませんでした。
かけひき、条件闘争が始まりました。ややこしくなっていきます。
(そういう、話のやりくりか。おもしろい。現実にありそうです)
『(盗んだお金を)返して済む話ではない』(ただ、銀行にとっては、この事件が世間に明らかになるとダメージが大きい不祥事です。隠蔽(いんぺい)したい)
小林聡美さんの女の意地もあります。ちゃんと働いてきた自分がなぜ排除されなければならないのか。
大学生の男は大学を辞めます。彼のために、学費を不正に用意した梅澤梨花の考えは甘かった。
大学生だった平林光太(池松壮亮)は、ダメ人間です。
梅澤梨花の立場になると、死を選ぶこともあるかなと。
借金がかさんで、返せないとなると、首をくくるしかない。地獄のスタートです。
そうくるか。色仕掛けでお金をゲットしたい。
うそをつくためのチラシや、証書のカラーコピー、1995年ごろのパソコンとか、プリンターとか、世の中のアナログ(手作業)事務手続きだとできた手法です。
いまさらもう戻れない。梅澤梨花は、やつれました。
人からほめられたい。
人からほめられるためには、うそもつくし、盗みもやる。
人を助けてあげたいではなくて、自分がほめられて認められていい気分になりたい。
『あなたはみじめじゃない。やりたいことをやった。やりたいことができた。あなたは、幸せ者です。だって、人のお金だけれど、いっきに何千万円も使ったんですもの』
小林聡美さんと宮沢りえさんの問答が続きます。
偽物の月だから、月は、いつかは消える。偽物の月は、いつかは終わる。
月=お札なのかなあという推測をしましたが、あたっているかはわかりません。最後の理屈は、理解できませんでした。
梅澤梨花の器物損壊シーンが良かった。犯罪ですが、いい終わり方でした。
飛び降り自殺をしたのかと思いましたが、逃走でした。大音響で讃美歌が流れました。
開き直ったのです。『わたしが何をしたっていうの! わたしに何の責任があるというの! わたしは、わたし、これがわたしです!』という強い主張を感じました。だから、死なないのです。彼女は生き続けることを決心したのです。考えてみれば、人殺しをしたわけではありません。お金をいっぱい使っただけという解釈もできます。ただ、人のお金ですけど……
ラストのベトナムのシーンは???でしたが、原作者の角田光代さんは、世界を旅する人なので、このシーンを入れたかったのかなあと考えました。
昔、本を一冊読んだことがあります。
『いつも旅のなか 角田光代 アクセス・パブリッシング』
海外旅行記です。登場する国々は、モロッコ、ロシア、ギリシャ、オーストラリア、スリランカ、ハワイ、バリ、ラオス、イタリア、マレーシア、ベトナム、モンゴル、ミャンマー、ネパール、タイ、台湾、アイルランド、中国、韓国、スペイン、キューバと多彩です。ひとつのところにじっとしていられない性格のお人です。
へんな終わり方の感想メモになってしまいました。
2025年04月04日
バンドエイドを違う指に貼る(はる)
バンドエイドを違う指に貼る(はる)
針金でとめてあるノートを使い切ったので、針金を取り除いて廃棄処分をする作業をしていたら、右手人差し指にある爪の左側が少しだけですが、ぱっくり割れてしまいました。
けっこうな痛みがあって、家にあったぶ厚いバンドエイドを巻き付けるように貼りましたが、ごわごわしている状態です。
翌日、用事があってドラッグストアへ買い物にいったら、『スポットあかぎれ保護バン』という商品を見つけました。小さなバンドエイドです。
(これはいい。大きさがちょうどいい)
さっそく購入して、皮膚が割れたあたり、爪の部分も含んで、右手人差し指爪のそばで割れた傷口にスポットバンドエイドを貼りました。
とても小さいので、傷口のまんなかあたりにバンドエイドをもってくることがむずかしい。
そんなことを気にしながら、数日間、新しいバンドエイドと貼り換えながら使用していました。
(そして数日後)
ふと気づいたら、傷口がない右手中指の先にバンドエイドが貼ってありました。ショックを受けました。自分の頭がぼけている。けがをしていない指にバンドエイドを貼っていました。
だいぶ痛みが消えてからも快適なのでなんとなく貼っていました。
自分の脳みそはだいじょうぶだろうかと、また心配ごとが増えました。
このところ、本当に物忘れをすることが多くなりました。
やろうと思っていて、やっていなかったということがあります。
やってもいないのに、やったという思い込みが脳にインプット(入力)されているのです。
急いではいけない。ゆっくりていねいに、自信過剰にならずにやっていかねばと肝に銘じたのです。(きもにめいじる:忘れないように心に深く刻む(きざむ))
針金でとめてあるノートを使い切ったので、針金を取り除いて廃棄処分をする作業をしていたら、右手人差し指にある爪の左側が少しだけですが、ぱっくり割れてしまいました。
けっこうな痛みがあって、家にあったぶ厚いバンドエイドを巻き付けるように貼りましたが、ごわごわしている状態です。
翌日、用事があってドラッグストアへ買い物にいったら、『スポットあかぎれ保護バン』という商品を見つけました。小さなバンドエイドです。
(これはいい。大きさがちょうどいい)
さっそく購入して、皮膚が割れたあたり、爪の部分も含んで、右手人差し指爪のそばで割れた傷口にスポットバンドエイドを貼りました。
とても小さいので、傷口のまんなかあたりにバンドエイドをもってくることがむずかしい。
そんなことを気にしながら、数日間、新しいバンドエイドと貼り換えながら使用していました。
(そして数日後)
ふと気づいたら、傷口がない右手中指の先にバンドエイドが貼ってありました。ショックを受けました。自分の頭がぼけている。けがをしていない指にバンドエイドを貼っていました。
だいぶ痛みが消えてからも快適なのでなんとなく貼っていました。
自分の脳みそはだいじょうぶだろうかと、また心配ごとが増えました。
このところ、本当に物忘れをすることが多くなりました。
やろうと思っていて、やっていなかったということがあります。
やってもいないのに、やったという思い込みが脳にインプット(入力)されているのです。
急いではいけない。ゆっくりていねいに、自信過剰にならずにやっていかねばと肝に銘じたのです。(きもにめいじる:忘れないように心に深く刻む(きざむ))
2025年04月03日
50歳になりまして 光浦靖子
50歳になりまして 光浦靖子 文春文庫(文藝春秋)
先日読んだ同著者の本が、『ようやくカナダに行きまして 光浦靖子 文藝春秋』でした。
時期が前後することになってしまいましたが、これから読む本が、カナダ留学に行く前の著者の心境を語ったものです。
読みながら、感想をつぎ足していきます。
まえがき部分がおもしろい。
著者の本音がいろいろ書いてあります。
『私は独身です。旦那も、子供も、彼氏もいません……』
『私は誰にも必要とされていない……』
わたしが思うに、人というのは、なにかしらこの世での役割を与えられて、人として生まれてきているのです。著者のこの世での役割は何だろうと考える読書になりそうです。(結果的に、読後、著者は、著者のためにこの世に生まれてきたと判断しました。そういう生き方もあります。ひとりで自己完結する人生です)
留学先をカナダに決めた理由です。
知人がカナダで商売を始めるという話から始まります。
アメリカ合衆国には、アジア人いじめがある。
アメリカ合衆国の特にいなかの国民は、米国経済不況の原因は、アジア諸国からの製品輸入にあると考えている。
カナダには、その差別意識がない。カナダ人は、優しい。
著者が2018年にカナダを訪れて、その知人をまじえて3人でホテルのバーで飲んでいた時に、たまたまエレベーター前で、元プロレスラーの佐々木健介さん、北斗晶さん(ほくとあきらさん)ご夫婦に遭遇した。(そうぐうした)
光浦靖子さんは、女子プロレスのファンだった。おふたりの息子さんが、カナダバンクーバーに留学していた。光浦靖子さんが、自分も留学してみたかったとおふたりに話をしたら、留学することを勧められてその気になったという経過が書いてあります。
時は、コロナ禍で、予定したバンクーバー留学へ出発できなくなり、住んでいた賃貸マンションは解約済みで住めなくなり、妹さんご家族の家に居候(いそうろう。同居)させてもらって、ようやく、バンクーバーへ出発できたそうです。
なかなかたいへんなご苦労があります。
2020年(令和2年)4月にカナダのバンクーバーへ留学しに行く予定でしたが、コロナ禍で行けなくなりました。
2021年(令和3年)7月にようやくカナダバンクーバーへ出発できました。
いろいろたいへんです。
幼いこどもさんが好きだけれど、自分自身のこどもは、もうもてそうにない。
そんなことが書いてあります。
ふわ~とした雰囲気がある文章です。
著者の孤独感が伝わってくる内容です。
タレント仲間の話が出ます。清水ミチコさん、黒沢かずこさん、白鳥久美子さんです。ライングループがあります。
著者は、まじめな人です。まじめすぎて、人が近づきません。
同級生グループの話が出ます。8人中、6人が独身です。
結界:修行のための一定のエリア(著者の場合は、「独身」でいることなのか)
人間の哀しさ(かなしさ)、女性のたいへんさのようなことについて綴られて(つづられて)います。
『結婚相手もいなければ、彼氏もいない……』
神さまにお願いする。『いい具合に、諦めさせてください(あきらめさせてください)』
著者が喫煙者であったことは意外です。(今は吸わない)
人のたばこの煙が臭かった。人から、自分も吸えば臭いと感じなくなると言われて、ご自身も吸い始められたということだそうです。おろかなことです。
(つづく)
132ページ以降の記述からは得るものは少なかった。
本をジャケ買いする:本の中身ではなく、パッケージ(包装)デザインを気に入って購入すること。
学校での出来事について書いてあります。
学校は人生のゴールではありません。人生の通過点です。
学校でなにがあったかは、社会に出ると関係ありません。
社会に出て、日にちが経つごとに、学校という組織は、自分の人生からは遠ざかっていきます。
『比較』について書いてあります。相方の大久保さんと自分との比較です。
コンビのようで、コンビではない活動をされているそうです。
大久保さんとは、小学1年生のときからの付き合いだそうです。
まあ、いろいろあります。縁がある人とは長続きします。
スノードーム:置物。球形の透明容器に、人形や建物などが入っている。
出オチ:終わり芸人が舞台に出てきたとたん奇抜なかっこうや一発芸で笑いをとること。
人間ドックを受診した結果、著者は、100歳ぐらいまで生きることができるタイプだったそうです。
『解説 私が光浦さんに一目置く(いちもくおく。自分よりも優れていると認め敬意を払う)ようになった理由 清水ミチコ』
この部分を読んでいて思ったことです。
『人生は自分の居場所探し』。人生は、自分の居場所を探すための旅路(たびじ)です。
清水ミチコさんは、カナダバンクーバーにある光浦靖子さんのお宅を訪問しています。
光浦さんはバンクーバーでは、あきれるほどのびのびしていて、まるで憑き物(つきもの。人にのりうつって、災いや(わざわいや)不幸をもたらす霊)でも落ちたかのようだったそうです。
全身に充実感と幸福感が現れていたそうです。
五十代で単身海外留学するという、ほかの人から見て、不思議に見えることでも、本人にとっては、精神衛生上の安定を維持していくためには、だいじなことなのです。
先日読んだ同著者の本が、『ようやくカナダに行きまして 光浦靖子 文藝春秋』でした。
時期が前後することになってしまいましたが、これから読む本が、カナダ留学に行く前の著者の心境を語ったものです。
読みながら、感想をつぎ足していきます。
まえがき部分がおもしろい。
著者の本音がいろいろ書いてあります。
『私は独身です。旦那も、子供も、彼氏もいません……』
『私は誰にも必要とされていない……』
わたしが思うに、人というのは、なにかしらこの世での役割を与えられて、人として生まれてきているのです。著者のこの世での役割は何だろうと考える読書になりそうです。(結果的に、読後、著者は、著者のためにこの世に生まれてきたと判断しました。そういう生き方もあります。ひとりで自己完結する人生です)
留学先をカナダに決めた理由です。
知人がカナダで商売を始めるという話から始まります。
アメリカ合衆国には、アジア人いじめがある。
アメリカ合衆国の特にいなかの国民は、米国経済不況の原因は、アジア諸国からの製品輸入にあると考えている。
カナダには、その差別意識がない。カナダ人は、優しい。
著者が2018年にカナダを訪れて、その知人をまじえて3人でホテルのバーで飲んでいた時に、たまたまエレベーター前で、元プロレスラーの佐々木健介さん、北斗晶さん(ほくとあきらさん)ご夫婦に遭遇した。(そうぐうした)
光浦靖子さんは、女子プロレスのファンだった。おふたりの息子さんが、カナダバンクーバーに留学していた。光浦靖子さんが、自分も留学してみたかったとおふたりに話をしたら、留学することを勧められてその気になったという経過が書いてあります。
時は、コロナ禍で、予定したバンクーバー留学へ出発できなくなり、住んでいた賃貸マンションは解約済みで住めなくなり、妹さんご家族の家に居候(いそうろう。同居)させてもらって、ようやく、バンクーバーへ出発できたそうです。
なかなかたいへんなご苦労があります。
2020年(令和2年)4月にカナダのバンクーバーへ留学しに行く予定でしたが、コロナ禍で行けなくなりました。
2021年(令和3年)7月にようやくカナダバンクーバーへ出発できました。
いろいろたいへんです。
幼いこどもさんが好きだけれど、自分自身のこどもは、もうもてそうにない。
そんなことが書いてあります。
ふわ~とした雰囲気がある文章です。
著者の孤独感が伝わってくる内容です。
タレント仲間の話が出ます。清水ミチコさん、黒沢かずこさん、白鳥久美子さんです。ライングループがあります。
著者は、まじめな人です。まじめすぎて、人が近づきません。
同級生グループの話が出ます。8人中、6人が独身です。
結界:修行のための一定のエリア(著者の場合は、「独身」でいることなのか)
人間の哀しさ(かなしさ)、女性のたいへんさのようなことについて綴られて(つづられて)います。
『結婚相手もいなければ、彼氏もいない……』
神さまにお願いする。『いい具合に、諦めさせてください(あきらめさせてください)』
著者が喫煙者であったことは意外です。(今は吸わない)
人のたばこの煙が臭かった。人から、自分も吸えば臭いと感じなくなると言われて、ご自身も吸い始められたということだそうです。おろかなことです。
(つづく)
132ページ以降の記述からは得るものは少なかった。
本をジャケ買いする:本の中身ではなく、パッケージ(包装)デザインを気に入って購入すること。
学校での出来事について書いてあります。
学校は人生のゴールではありません。人生の通過点です。
学校でなにがあったかは、社会に出ると関係ありません。
社会に出て、日にちが経つごとに、学校という組織は、自分の人生からは遠ざかっていきます。
『比較』について書いてあります。相方の大久保さんと自分との比較です。
コンビのようで、コンビではない活動をされているそうです。
大久保さんとは、小学1年生のときからの付き合いだそうです。
まあ、いろいろあります。縁がある人とは長続きします。
スノードーム:置物。球形の透明容器に、人形や建物などが入っている。
出オチ:終わり芸人が舞台に出てきたとたん奇抜なかっこうや一発芸で笑いをとること。
人間ドックを受診した結果、著者は、100歳ぐらいまで生きることができるタイプだったそうです。
『解説 私が光浦さんに一目置く(いちもくおく。自分よりも優れていると認め敬意を払う)ようになった理由 清水ミチコ』
この部分を読んでいて思ったことです。
『人生は自分の居場所探し』。人生は、自分の居場所を探すための旅路(たびじ)です。
清水ミチコさんは、カナダバンクーバーにある光浦靖子さんのお宅を訪問しています。
光浦さんはバンクーバーでは、あきれるほどのびのびしていて、まるで憑き物(つきもの。人にのりうつって、災いや(わざわいや)不幸をもたらす霊)でも落ちたかのようだったそうです。
全身に充実感と幸福感が現れていたそうです。
五十代で単身海外留学するという、ほかの人から見て、不思議に見えることでも、本人にとっては、精神衛生上の安定を維持していくためには、だいじなことなのです。
2025年04月02日
上がったら下がる。下がったら上がる 株取引
上がったら下がる。下がったら上がる 株取引
株取引を始めてから3年半ぐらいがたちました。
得したり、損したりを繰り返しながら、いっしょうけんめい考えて取引をしています。
その結果、トータルではプラスです。
浅いながらも経験で考える手法で、自分なりに、ルールを決めて従うことにしています。
現在のマイルールは、次のものです。
『(個別銘柄の株価は)上がったら、下がる。下がったら、上がる。下がった時に買って、上がった時に売る。【時間】を味方(みかた)につける。(株式市場ではチリ(ゴミのこと)のような存在である個人投資家の心得(こころえ。心がまえ)として、狼狽(ろうばい。おろおろとあわてふためく)売りはしない。(株価について)高値でつかまない。暴落(ぼうらく。大きな下落)は、優良株を買うチャンスととらえる。(暴落時に)売らない勇気と(暴落時に)買う度胸をもつ』
総じて(そうじて。全体としては)、ほかの人と同じことをしていたらもうからない。考える。考える。考える。感情的にならない。冷静に作戦を練る(ねる)。つくった作戦を実行する。そしてまた考える。考える。考える。人が売る時に買う。人が買う時に売る。そうやってがんばっています。
株取引を始めてから3年半ぐらいがたちました。
得したり、損したりを繰り返しながら、いっしょうけんめい考えて取引をしています。
その結果、トータルではプラスです。
浅いながらも経験で考える手法で、自分なりに、ルールを決めて従うことにしています。
現在のマイルールは、次のものです。
『(個別銘柄の株価は)上がったら、下がる。下がったら、上がる。下がった時に買って、上がった時に売る。【時間】を味方(みかた)につける。(株式市場ではチリ(ゴミのこと)のような存在である個人投資家の心得(こころえ。心がまえ)として、狼狽(ろうばい。おろおろとあわてふためく)売りはしない。(株価について)高値でつかまない。暴落(ぼうらく。大きな下落)は、優良株を買うチャンスととらえる。(暴落時に)売らない勇気と(暴落時に)買う度胸をもつ』
総じて(そうじて。全体としては)、ほかの人と同じことをしていたらもうからない。考える。考える。考える。感情的にならない。冷静に作戦を練る(ねる)。つくった作戦を実行する。そしてまた考える。考える。考える。人が売る時に買う。人が買う時に売る。そうやってがんばっています。
2025年04月01日
東京有楽町駅にて 宝くじのこと
東京有楽町駅にて 宝くじのこと
昨年、11月末に東京見物に行きました。
東京駅のお隣にあるJR有楽町駅を出たあと、乗り換え先の地下鉄出入口がわからなくて、道に迷いました。
そのとき道路に、ものすごく長い行列ができていて驚いたのですが、宝くじを買うための行列だということがわかって、たいそうびっくりしました。
さらに、売り場にいくつかある窓口のうちの、特定の番号の窓口にだけ人が並んでいるそうで、またまたびっくりしました。
年末ジャンボ宝くじを買うための行列でした。すごい数の人たちが並んでいました。当たりくじがよく出ている窓口だそうです。その窓口で買うために、4時間半待ちとか、6時間待ちで宝くじを買うそうです。もうとにかくびっくりしました。
自分が二十代だった頃、友だちと組んで(お金を出しあって)、1年間、毎週のように宝くじを買ったことがあります。(当たりませんでした)
毎年9月2日のくじの日に、ハズレ券の番号を対象にして、景品の抽選があるのですが、それも当たりませんでした。
友だちと、大量のハズレ券を床にぶちまけて、踏んづけながら、『バカヤロー』と大声を出しました。
それ以来、宝くじは買わなくなりました。宝くじは、当たりません。
職場に親睦会があって、毎月会費を払って、宴会とかバス旅行の原資として使っていました。幹事は持ち回りでした。
あるとき、そのときの幹事連中が、宴会でのビンゴゲームの景品を宝くじにしました。なんというか、景品がいろいろあって、そのうちのひとつが、宝くじなのだろうと思っていたら、すべての景品が宝くじだったので、わたしは怒りが爆発しました。幹事が楽をしたいという手抜きの選択です。宝くじは当たりません。毎月払っている会費が道ばたに捨てられたようなものです。人の金をむだづかいするな! 金返せと吠えました。(ほえました)。そんなことがありました。
①宝くじは当たらない。(もし当たっても、当たったことを知った人間や組織がお金をたかりにくる(脅したり(おどしたり)、泣きついたりして、お金をせびりにくる。貸したお金は返ってこない)
②宝くじは胴元が儲かる(もうかる)仕組みになっている。どうもと:元締め(もとじめ)、主催者
③お金がないから宝くじを買う。宝くじを買うとさらにお金がなくなる。お金がないのに宝くじを買う。もっとお金がなくなる。夢は買えない。さらにお金がなくなる。宝くじは、こわいシステムです。
昨年、11月末に東京見物に行きました。
東京駅のお隣にあるJR有楽町駅を出たあと、乗り換え先の地下鉄出入口がわからなくて、道に迷いました。
そのとき道路に、ものすごく長い行列ができていて驚いたのですが、宝くじを買うための行列だということがわかって、たいそうびっくりしました。
さらに、売り場にいくつかある窓口のうちの、特定の番号の窓口にだけ人が並んでいるそうで、またまたびっくりしました。
年末ジャンボ宝くじを買うための行列でした。すごい数の人たちが並んでいました。当たりくじがよく出ている窓口だそうです。その窓口で買うために、4時間半待ちとか、6時間待ちで宝くじを買うそうです。もうとにかくびっくりしました。
自分が二十代だった頃、友だちと組んで(お金を出しあって)、1年間、毎週のように宝くじを買ったことがあります。(当たりませんでした)
毎年9月2日のくじの日に、ハズレ券の番号を対象にして、景品の抽選があるのですが、それも当たりませんでした。
友だちと、大量のハズレ券を床にぶちまけて、踏んづけながら、『バカヤロー』と大声を出しました。
それ以来、宝くじは買わなくなりました。宝くじは、当たりません。
職場に親睦会があって、毎月会費を払って、宴会とかバス旅行の原資として使っていました。幹事は持ち回りでした。
あるとき、そのときの幹事連中が、宴会でのビンゴゲームの景品を宝くじにしました。なんというか、景品がいろいろあって、そのうちのひとつが、宝くじなのだろうと思っていたら、すべての景品が宝くじだったので、わたしは怒りが爆発しました。幹事が楽をしたいという手抜きの選択です。宝くじは当たりません。毎月払っている会費が道ばたに捨てられたようなものです。人の金をむだづかいするな! 金返せと吠えました。(ほえました)。そんなことがありました。
①宝くじは当たらない。(もし当たっても、当たったことを知った人間や組織がお金をたかりにくる(脅したり(おどしたり)、泣きついたりして、お金をせびりにくる。貸したお金は返ってこない)
②宝くじは胴元が儲かる(もうかる)仕組みになっている。どうもと:元締め(もとじめ)、主催者
③お金がないから宝くじを買う。宝くじを買うとさらにお金がなくなる。お金がないのに宝くじを買う。もっとお金がなくなる。夢は買えない。さらにお金がなくなる。宝くじは、こわいシステムです。
2025年03月31日
歯が割れた
歯が割れた(2024年のこと)
お肉をカミカミしながら食べていたら、バキッという音がして、奥のほうにある歯が割れてしまいました。(2024年9月26日の出来事でした)
詰め物もとれてしまいました。
わたしは、自分の体の耐用年数が終わりに近づいてきていると感じる老齢期を迎えています。
いつも行く歯医者に行って相談したら、神経がなかなか抜けないので大学病院を紹介されました。
紹介状をもって、大学病院に行って、CTを撮ることになりました。
CTを撮って、説明を聞いて、割れた部分を埋めてもらいました。仮の補修です。
次回は素材を決めて提案してくださるそうです。
わたしは、素材のことはわからないので、友だちが、セラミックがいいと言っていたことを思い出してそんな話をまだ学生さんみたいな若いドクターにしました。
いちおう自費でもかまいませんとは伝えました。丈夫で長持ちの素材にして、寿命が尽きるであろう、あと15年間ぐらいはもたせたい。ふんぱつして、金(きん)でもいいかと思いましたが、そのことはドクターには言いませんでした。
ドクターは、プラスチックでもいけるかもしれないと言いました。
そうか、プラスチックにしよう。そう思いなおしました。
(つづく)
数日後、今度は、別の奥歯のかぶせものがとれてしまいました。
朝、食パンを食べていたら、食パンにかぶせものがくっついてとれてしまいました。
だんだん、少しずつ、自分の体の耐用年数が近づいてきていることに気づかされる今日この頃です。
ややこしいけれど、その歯の治療は、いつものかかりつけの歯医者にします。大学病院の歯科の次回受診日は来年1月です。
(つづく)
とれた詰め物をもっていって、いつもの歯医者でそのとれた詰め物を入れてもらいました。
電話をするとたいてい、今から来ることができますか?と聞かれ、ハイすぐ行けますと返答できるぐらい近くにある歯医者です。助かります。1回で治療は終了しました。
(つづく)
2025年1月になりました。
大学病院の歯科で、90分間ぐらい治療を受けました。手術のようでした。疲れました。
もりあがっている歯肉を切除して、プラスチックで歯が欠けた部分の形をつくってくっつけてもらいました。麻酔もしました。歯肉を切ったあと、血がなかなか止まりませんでした。それで時間がかかりました。
その歯の近くにある奥歯が少しゆらゆらと動きます。
町医者からは、保険だともう抜かねばならない歯だと聞きました。歯の根っこがささっているべき骨がやせていて歯を支えきれないそうです。ちょっとわたしには、骨がやせているということのようすが理解できずわかりません。
大学病院の歯科でそんな話をしたら、入れ歯の話が出ました。部分入れ歯です。もうだめな歯を抜いて、両側にある歯を含めて、3本の歯を利用して部分入れ歯にする方法があるそうです。
ああ、もう自分は入れ歯をしなければならないほどの老人になってしまったのだなあとがっかりしました。されど、あきらめることにしました。若い頃、もっと歯をだいじに扱っておけばよかったと反省しました。抜けた永久歯はもう生えてきません。
次回は2月の受診です。
(つづく)
2月の受診が済みました。次回は3月です。大学病院ですから予約治療の間隔がだいぶ開きます。しかたがないのと、実害もありません。
今回2月の受診は、診療時間が長かった。午後2時から始まって、一区切りついて終わったのが4時でした。2時間ぐらい、椅子の上で斜めさかさまになっていたので疲れ果てました。
大学病院なので、やってくれるのは、学生さんみたいな若い人です。ときおり、先生が来て、あれこれ相談と指示をされています。
自分のことで、自分のそばで、専門用語が飛び交います。聞こえてくる内容について、自分はその意味はわかりません。帰宅してからネットで調べてみました。
治療をお願いしている部分は2か所あって、1か所は歯が半分割れました。
その半分にプラスチックのようなものを使って、欠けた部分を補完して、残っている部分とくっつけました。さらに、その部分を削るような加工をして、歯を、薄い直方体みたいな形に整えました。
それから、上・下全体の歯型をとりました。
さきほどの加工した部分を軸にして、上からつくった歯を差し込んで固定するのだろうということがわかりました。差し歯というのでしょう。
わたしは、差し歯というのは、根がとんがった義歯を歯茎(はぐき)に差すのだろうけれど、どうやって固定して動かなくなるのだろうかと疑問に思っていました。それは、勘違いでした。
診療の途中で、『バリ』という言葉が飛び交いました。
バリがあるから取り除かねばならないというような会話でした。
バリって何? 聞きたかったけれど、こちらは、口をあんぐりと開けて、口の中には何かを入れられていることが多いので、声は出せません。
家に帰ってから、『バリ』を調べました。接着剤のはみだし部分が残っているものみたいに書いてありました。目には見えないそうです。ブラックライト(紫外線ライト)を当てると見えるそうです。
長い人生の中で、いつついたのかわかりませんが、バリというものが歯の内側歯茎(はぐき)部分についたようです。
不具合のもう1か所は、5月に治療に入る予定です。今は2月ですから、まだまだ先の話です。
奥歯が1本、指で触れると(ふれると)ゆらゆら揺れます。でも、今すぐに抜ける様子はありません。
そのままにしておいてもいいとは思うのですが、さきざき、食事中に抜けたらイヤです。
町の歯医者さんには、保険だと、もう抜くしかない歯だと言われたこともあり、自分としては抜くことにしました。
抜いたあとの選択肢が、『バネ式の部分入れ歯』と、『ブリッジ』というやり方があるようです。
わたしは、今の時点では、部分入れ歯がいいと返答してあります。
これについても自分の勘違いがありました。
『バネ式の部分入れ歯』の、『バネ』のイメージが、ぐるぐる渦巻型のスプリングのようなバネを想像したのですが、針金のような1本の金属で、抜けた歯の前後にある歯に金属をひっかけて固定するタイプのようです。う~む。ひっかけられた歯が痛むような気がしてきました。やっぱりやめようか……
『ブリッジ』というものについても、わたしは勘違いをしていました。
ブリッジ=橋ですから、抜いた歯の前後にある歯の上の部分に金属を付けて、まんなかの開いた部分に義歯をぶら下げるのだろうと思っていました。
調べたら、歯のカバーみたいなものを歯3本分つくってかぶせて固定する内容でした。
いっけん良さそうですが、説明を読むとデメリットもあるようです。
まあ、バネ式部分入れ歯でお願いしてみます。
(つづく)
2025年3月に2回大学病院の歯科を受診して終了としました。
少しゆらゆらして抜けそうな歯の治療は、いろいろ相談して、とりあえず抜かずに使うことにしました。
また、さきざき考えます。
大学病院の歯科で治療中も、別の歯2本の詰め物がとれて、いつも通っている歯科で詰めてもらいました。ひとつは、新しく型をつくって埋めました。もうひとつは、とれたものを詰めてもらいました。即日処理でした。やれやれです。
お肉をカミカミしながら食べていたら、バキッという音がして、奥のほうにある歯が割れてしまいました。(2024年9月26日の出来事でした)
詰め物もとれてしまいました。
わたしは、自分の体の耐用年数が終わりに近づいてきていると感じる老齢期を迎えています。
いつも行く歯医者に行って相談したら、神経がなかなか抜けないので大学病院を紹介されました。
紹介状をもって、大学病院に行って、CTを撮ることになりました。
CTを撮って、説明を聞いて、割れた部分を埋めてもらいました。仮の補修です。
次回は素材を決めて提案してくださるそうです。
わたしは、素材のことはわからないので、友だちが、セラミックがいいと言っていたことを思い出してそんな話をまだ学生さんみたいな若いドクターにしました。
いちおう自費でもかまいませんとは伝えました。丈夫で長持ちの素材にして、寿命が尽きるであろう、あと15年間ぐらいはもたせたい。ふんぱつして、金(きん)でもいいかと思いましたが、そのことはドクターには言いませんでした。
ドクターは、プラスチックでもいけるかもしれないと言いました。
そうか、プラスチックにしよう。そう思いなおしました。
(つづく)
数日後、今度は、別の奥歯のかぶせものがとれてしまいました。
朝、食パンを食べていたら、食パンにかぶせものがくっついてとれてしまいました。
だんだん、少しずつ、自分の体の耐用年数が近づいてきていることに気づかされる今日この頃です。
ややこしいけれど、その歯の治療は、いつものかかりつけの歯医者にします。大学病院の歯科の次回受診日は来年1月です。
(つづく)
とれた詰め物をもっていって、いつもの歯医者でそのとれた詰め物を入れてもらいました。
電話をするとたいてい、今から来ることができますか?と聞かれ、ハイすぐ行けますと返答できるぐらい近くにある歯医者です。助かります。1回で治療は終了しました。
(つづく)
2025年1月になりました。
大学病院の歯科で、90分間ぐらい治療を受けました。手術のようでした。疲れました。
もりあがっている歯肉を切除して、プラスチックで歯が欠けた部分の形をつくってくっつけてもらいました。麻酔もしました。歯肉を切ったあと、血がなかなか止まりませんでした。それで時間がかかりました。
その歯の近くにある奥歯が少しゆらゆらと動きます。
町医者からは、保険だともう抜かねばならない歯だと聞きました。歯の根っこがささっているべき骨がやせていて歯を支えきれないそうです。ちょっとわたしには、骨がやせているということのようすが理解できずわかりません。
大学病院の歯科でそんな話をしたら、入れ歯の話が出ました。部分入れ歯です。もうだめな歯を抜いて、両側にある歯を含めて、3本の歯を利用して部分入れ歯にする方法があるそうです。
ああ、もう自分は入れ歯をしなければならないほどの老人になってしまったのだなあとがっかりしました。されど、あきらめることにしました。若い頃、もっと歯をだいじに扱っておけばよかったと反省しました。抜けた永久歯はもう生えてきません。
次回は2月の受診です。
(つづく)
2月の受診が済みました。次回は3月です。大学病院ですから予約治療の間隔がだいぶ開きます。しかたがないのと、実害もありません。
今回2月の受診は、診療時間が長かった。午後2時から始まって、一区切りついて終わったのが4時でした。2時間ぐらい、椅子の上で斜めさかさまになっていたので疲れ果てました。
大学病院なので、やってくれるのは、学生さんみたいな若い人です。ときおり、先生が来て、あれこれ相談と指示をされています。
自分のことで、自分のそばで、専門用語が飛び交います。聞こえてくる内容について、自分はその意味はわかりません。帰宅してからネットで調べてみました。
治療をお願いしている部分は2か所あって、1か所は歯が半分割れました。
その半分にプラスチックのようなものを使って、欠けた部分を補完して、残っている部分とくっつけました。さらに、その部分を削るような加工をして、歯を、薄い直方体みたいな形に整えました。
それから、上・下全体の歯型をとりました。
さきほどの加工した部分を軸にして、上からつくった歯を差し込んで固定するのだろうということがわかりました。差し歯というのでしょう。
わたしは、差し歯というのは、根がとんがった義歯を歯茎(はぐき)に差すのだろうけれど、どうやって固定して動かなくなるのだろうかと疑問に思っていました。それは、勘違いでした。
診療の途中で、『バリ』という言葉が飛び交いました。
バリがあるから取り除かねばならないというような会話でした。
バリって何? 聞きたかったけれど、こちらは、口をあんぐりと開けて、口の中には何かを入れられていることが多いので、声は出せません。
家に帰ってから、『バリ』を調べました。接着剤のはみだし部分が残っているものみたいに書いてありました。目には見えないそうです。ブラックライト(紫外線ライト)を当てると見えるそうです。
長い人生の中で、いつついたのかわかりませんが、バリというものが歯の内側歯茎(はぐき)部分についたようです。
不具合のもう1か所は、5月に治療に入る予定です。今は2月ですから、まだまだ先の話です。
奥歯が1本、指で触れると(ふれると)ゆらゆら揺れます。でも、今すぐに抜ける様子はありません。
そのままにしておいてもいいとは思うのですが、さきざき、食事中に抜けたらイヤです。
町の歯医者さんには、保険だと、もう抜くしかない歯だと言われたこともあり、自分としては抜くことにしました。
抜いたあとの選択肢が、『バネ式の部分入れ歯』と、『ブリッジ』というやり方があるようです。
わたしは、今の時点では、部分入れ歯がいいと返答してあります。
これについても自分の勘違いがありました。
『バネ式の部分入れ歯』の、『バネ』のイメージが、ぐるぐる渦巻型のスプリングのようなバネを想像したのですが、針金のような1本の金属で、抜けた歯の前後にある歯に金属をひっかけて固定するタイプのようです。う~む。ひっかけられた歯が痛むような気がしてきました。やっぱりやめようか……
『ブリッジ』というものについても、わたしは勘違いをしていました。
ブリッジ=橋ですから、抜いた歯の前後にある歯の上の部分に金属を付けて、まんなかの開いた部分に義歯をぶら下げるのだろうと思っていました。
調べたら、歯のカバーみたいなものを歯3本分つくってかぶせて固定する内容でした。
いっけん良さそうですが、説明を読むとデメリットもあるようです。
まあ、バネ式部分入れ歯でお願いしてみます。
(つづく)
2025年3月に2回大学病院の歯科を受診して終了としました。
少しゆらゆらして抜けそうな歯の治療は、いろいろ相談して、とりあえず抜かずに使うことにしました。
また、さきざき考えます。
大学病院の歯科で治療中も、別の歯2本の詰め物がとれて、いつも通っている歯科で詰めてもらいました。ひとつは、新しく型をつくって埋めました。もうひとつは、とれたものを詰めてもらいました。即日処理でした。やれやれです。
2025年03月30日
侍タイムスリッパー 邦画
侍タイムスリッパー(さむらいらタイムスリッパー) 邦画 2時間11分 2024年(令和6年) 動画配信サービス
監督:安田淳一
俳優:山口馬木也(やまぐち・まきや 会津藩士の高坂新左エ門(こうさか・しんざえもん)役)、冨家ノリマサ(ふけ・のりまさ ふたりの人が演じる長州藩士の山形彦九郎(演者は、庄野﨑謙(しょうのざき・けん)さん)がもともとですが、時空間移動したあとの山形彦九郎の現代設定時は、冨家ノリマサさんが風見恭一郎役)、沙倉ゆうの(さくら・ゆうの 山本優子役 心優しい人の役でした)、峰 蘭太郎(みね・らんたろう 殺陣師(たてし:時代劇で、対決、乱闘などのシーンを指導する仕事)関本の役)、福田善晴(西経寺の住職役)、紅萬子(くれない・まんこ 西経時住職の妻節子役)
話題の時代劇を扱った邦画です。
動画配信サービスで観ることができるようになったので、さっそく観てみました。
夕食をゆっくりと食べながら、夜遅くまで家族といっしょに楽しみました。なかなかいい映画でした。翌日また今度はひとりで観ました。
わたしは、ラストシーンは、雷に打たれて、江戸時代末期、幕府滅亡の時代(本来主人公がいた時代)に戻ると予想しましたが、違っていました。
よく考えられたなかなかいいラストシーンでした。
これから、思い出すまま、感想を並べてみます。
ふたりのサムライが未来で再会することは予想できました。
そのとおりになりましたが、時代にズレがあるという設定までは思い浮かびませんでした。よく練られた(ねられた)脚本です。
映画制作活動を愛する内容の映画でした。
愛情がいっぱい映画にこめられています。
くわえて、こちらの映画は、時代劇を愛する映画でした。
半世紀以上前、わたしが小学生のころは、テレビでよく時代劇ドラマを観ました。
外国人には、サムライとか、忍者とか、今でもうけるんじゃないかなあ。
製作費が低予算の映画と聞きました。
役者さんたちは熱演です。
映画の神さまがたまに、製作陣にチャンスをプレゼントしてくれます。今回はこの作品でした。大ヒット、おめでとうございます。
①豪華さはありません。(雨は、上から水をたらしているとわかります)
②ときおり、志村けんさんのコントのような雰囲気のときがあります。笑えます。
③現代人の山本優子さん始めみなさんが善人で心優しい。(山本優子さんについては、主人公サムライの恋心の芽生えがあっておもしろい)
タイムスリップした直後は、高坂新左エ門(こうさか・しんざえもん)が感情的になって、刀で現代人を斬る(きる)のではないかと心配しました。
140年前の自分が、140年後の日本に来たと理解して、現代の暮らしにとけこんでいくという主人公の適応能力があります。
世直し侍(サムライ)『心配無用ノ介』というフレーズが良かった。
『拙者(せっしゃ)、高坂新左エ門(こうさか・しんざえもん)と申す』
お寺の住職夫婦による京都なまりの言葉がなかなかいい。味わいがあります。
主人公の会津なまりは、邦画、『壬生義士伝(みずぎしでん)』を思い出します。いい映画でした。
観ながら気持ちにぐっとくるものがあり、何度か映像に向けて拍手をしました。
『道徳(人はこうあるべきだという道筋の話)』の本を読むようでもありました。
きちんとした会話があります。
映画界という組織の内輪話が、この物語の素材です。
おもしろい。
殺陣(たて)の練習で、斬られ役(きられやく)の人が、敵である相手を斬ってしまいます。『なんでやねん』がおもしろかった。
主役がいて、脇役がいる。脇役が必ず必要です。
高坂新左エ門(こうさか・しんざえもん)は、故郷会津の人々を思いやる気持ちが強い。純真さがあります。邪念や私欲がありません。
ラスト付近は、真剣な気持ちでないと観ることができません。
緊張が走ります。
『あの夜の続きというわけだな』
『楽しかったぞ。おぬしと映画がつくれて』
『拙者(せっしゃ)もだ』
『じゃあいこうか』
『それがわれらの定め』
身動きしないロングカットが良かった。
力が入ります。
『為す(なす)べきことを為せ』
人の心に、ひとかけらの、『情(じょう)』があります。
すばらしい! 『最後の武士』です。拍手しました。何度観ても、拍手したくなります。
生きる勇気をくれる作品でした。
すばらしい!
じょうずにつくってあります。
脇役として物語を支え続ける山本優子さんが心優しい。
『今日がその日ではない』
オモシロイ
(その後)
親族が家に遊びに来たのでいっしょに観ました。
3回目の鑑賞ですが、なかなかいい。
心優しい内容です。
純真でもあります。
洋画の、『ニューシネマパラダイス』のように、映画ファンのための映画です。
(さらにその後)
NHKBSの番組、『アナザーストーリー 侍タイムスリッパー』を観ました。
わたしはこの映画を3回観ましたが、番組の冒頭で出てきた女性は、100回観たそうです。すごいなあ。
低予算の製作、時間をかけた制作、制作にかかわった人たちのこの脚本にかける強い思いが熱いメッセージとなっていました。
監督:安田淳一
俳優:山口馬木也(やまぐち・まきや 会津藩士の高坂新左エ門(こうさか・しんざえもん)役)、冨家ノリマサ(ふけ・のりまさ ふたりの人が演じる長州藩士の山形彦九郎(演者は、庄野﨑謙(しょうのざき・けん)さん)がもともとですが、時空間移動したあとの山形彦九郎の現代設定時は、冨家ノリマサさんが風見恭一郎役)、沙倉ゆうの(さくら・ゆうの 山本優子役 心優しい人の役でした)、峰 蘭太郎(みね・らんたろう 殺陣師(たてし:時代劇で、対決、乱闘などのシーンを指導する仕事)関本の役)、福田善晴(西経寺の住職役)、紅萬子(くれない・まんこ 西経時住職の妻節子役)
話題の時代劇を扱った邦画です。
動画配信サービスで観ることができるようになったので、さっそく観てみました。
夕食をゆっくりと食べながら、夜遅くまで家族といっしょに楽しみました。なかなかいい映画でした。翌日また今度はひとりで観ました。
わたしは、ラストシーンは、雷に打たれて、江戸時代末期、幕府滅亡の時代(本来主人公がいた時代)に戻ると予想しましたが、違っていました。
よく考えられたなかなかいいラストシーンでした。
これから、思い出すまま、感想を並べてみます。
ふたりのサムライが未来で再会することは予想できました。
そのとおりになりましたが、時代にズレがあるという設定までは思い浮かびませんでした。よく練られた(ねられた)脚本です。
映画制作活動を愛する内容の映画でした。
愛情がいっぱい映画にこめられています。
くわえて、こちらの映画は、時代劇を愛する映画でした。
半世紀以上前、わたしが小学生のころは、テレビでよく時代劇ドラマを観ました。
外国人には、サムライとか、忍者とか、今でもうけるんじゃないかなあ。
製作費が低予算の映画と聞きました。
役者さんたちは熱演です。
映画の神さまがたまに、製作陣にチャンスをプレゼントしてくれます。今回はこの作品でした。大ヒット、おめでとうございます。
①豪華さはありません。(雨は、上から水をたらしているとわかります)
②ときおり、志村けんさんのコントのような雰囲気のときがあります。笑えます。
③現代人の山本優子さん始めみなさんが善人で心優しい。(山本優子さんについては、主人公サムライの恋心の芽生えがあっておもしろい)
タイムスリップした直後は、高坂新左エ門(こうさか・しんざえもん)が感情的になって、刀で現代人を斬る(きる)のではないかと心配しました。
140年前の自分が、140年後の日本に来たと理解して、現代の暮らしにとけこんでいくという主人公の適応能力があります。
世直し侍(サムライ)『心配無用ノ介』というフレーズが良かった。
『拙者(せっしゃ)、高坂新左エ門(こうさか・しんざえもん)と申す』
お寺の住職夫婦による京都なまりの言葉がなかなかいい。味わいがあります。
主人公の会津なまりは、邦画、『壬生義士伝(みずぎしでん)』を思い出します。いい映画でした。
観ながら気持ちにぐっとくるものがあり、何度か映像に向けて拍手をしました。
『道徳(人はこうあるべきだという道筋の話)』の本を読むようでもありました。
きちんとした会話があります。
映画界という組織の内輪話が、この物語の素材です。
おもしろい。
殺陣(たて)の練習で、斬られ役(きられやく)の人が、敵である相手を斬ってしまいます。『なんでやねん』がおもしろかった。
主役がいて、脇役がいる。脇役が必ず必要です。
高坂新左エ門(こうさか・しんざえもん)は、故郷会津の人々を思いやる気持ちが強い。純真さがあります。邪念や私欲がありません。
ラスト付近は、真剣な気持ちでないと観ることができません。
緊張が走ります。
『あの夜の続きというわけだな』
『楽しかったぞ。おぬしと映画がつくれて』
『拙者(せっしゃ)もだ』
『じゃあいこうか』
『それがわれらの定め』
身動きしないロングカットが良かった。
力が入ります。
『為す(なす)べきことを為せ』
人の心に、ひとかけらの、『情(じょう)』があります。
すばらしい! 『最後の武士』です。拍手しました。何度観ても、拍手したくなります。
生きる勇気をくれる作品でした。
すばらしい!
じょうずにつくってあります。
脇役として物語を支え続ける山本優子さんが心優しい。
『今日がその日ではない』
オモシロイ
(その後)
親族が家に遊びに来たのでいっしょに観ました。
3回目の鑑賞ですが、なかなかいい。
心優しい内容です。
純真でもあります。
洋画の、『ニューシネマパラダイス』のように、映画ファンのための映画です。
(さらにその後)
NHKBSの番組、『アナザーストーリー 侍タイムスリッパー』を観ました。
わたしはこの映画を3回観ましたが、番組の冒頭で出てきた女性は、100回観たそうです。すごいなあ。
低予算の製作、時間をかけた制作、制作にかかわった人たちのこの脚本にかける強い思いが熱いメッセージとなっていました。