2025年04月09日

ママはいつもつけまつげ 神津はづき

ママはいつもつけまつげ 母・中村メイコとドタバタ喜劇 神津はづき(こうづ・はづき) 小学館

 テレビ番組、『徹子の部屋』に、神津カンナさんとこちらの本を書いた神津はづきさんがゲストで出演されました。そのときには、すでにこの本を手に入れていました。番組を見てから本を読み始めました。本に書かれていることが、番組内で発言されていることに気づきました。本のほうが、内容が詳細です。

 まあ、すさまじい。おふたりの母親である中村メイコさんは、一般的な母親像とはかけ離れていました。中村メイコさんは、2歳から子役で人生を送られた方です。特殊な環境で育った方です。ふつうではありません。驚きました。

 中村メイコさんは、2023年(令和5年)のおおみそかに、87歳で亡くなっています。著者61歳で原稿を書き始め、62歳にな られている2025年の今年(令和7年)、この本を出されています。

 番組を観ているときに驚いたのは、中村メイコさんは、アルコール依存だったのではないかということです。
 娘さんおふたりは、(仕事の時を除いて)母親がシラフ(アルコールを飲んでいない)だったときの姿を家では見たことがないと発言されました。ストレスがあったのだろうか。
 車いす生活になっても、両足の間にお酒の瓶(びん)があって、両足で持ち上げて中身を飲んでいたそうです。びっくりしました。

 人間にはいろんな人がいるという感想をもちました。

 お金の苦労はないご家族です。
 中村メイコさんは、洋服や靴も大量に購入されたそうです。(それなのに、死後確認したら、品物のほとんどはなくなっていたそうです。自分なりに終活をされていた。高価なものも人にあげていた)

帯揚げ(おびあげ):着物の帯の上辺を飾る小物

 著者が4歳のときに、うちの母親は、よその母親とはなにか違う。変であるということに気づかれています。
 読んでいると、中村メイコさんは、常に、女優として、『演技』のことが頭から離れたことがない人だったということがわかります。
 本を読むことで、自分が知らない世界を知ることができると、この本を読みながら納得しました。
 著者は、父親である神津善行(こうづ・よしゆき)さんに相談します。中村メイコさんを普通のママにしてほしいと。神津さんの返答です。お母さんは、普通の母親はできない人だからあきらめなさい。パパもがまんするからあなたもずーっとがまんしなさい。
 著者はその言葉に納得してあきらめました。

 まあ、ちょっと考えられないようなリアクション(反応)をされる中村メイコさんです。
 中村メイコさんのモットー(目標、行動方針)が、『人生は喜劇的でありたい』です。人間界の暮らしにおいて、言動が常識を超越しています。
 中村メイコさんは、悲劇を嫌い、ユーモアを大事にします。

 有名人のこどもとして生まれての著者のご苦労があります。
 以前、歌手の森昌子さんが書いた本でも、息子さんふたりが両親に、小学校に来ないで欲しいと言われたと書いてあった記憶です。森進一さんと森昌子さんが学校にくると大騒ぎになるのです。

 こちらの本では、美空ひばりさんと、中村メイコさんと神津善行さんが、ひとつの大きなベッドで、固まって寝ておられます。
 まあ、一般家庭では考えられません。たしか、安藤サクラさんも、柄本明さんご夫婦といっしょにひとつのベッドで寝ていたことがあるとテレビ番組で聞きました。
 まだ、10代のショーケンさん(萩原健一)も中村メイコ宅のじゅうたんの上で寝ています。

 親ガチャという言葉がありますが、(生まれてくるこどもが家庭や家庭環境を選べない)、生まれてくる家を間違えたという言い方もあります。
 神津家の娘さんふたりは、あきらめたのです。ふつうのママを望めません。
 まあ、そういうことってたまにはあります。親をやれない親というのはいます。こどもにとっては不幸なのでしょう。
 こどもに不満があれば、自分がおとなになったとき、自分好みの家庭や家族を自分の力でつくればいいと思います。親には期待しないほうがいい。期待してもかなわないのですから。

(つづく)

 全体で303ページあるうちの、214ページまで読みました。
 なんというか。驚きの連続です。フツー(普通)ではありません。
 超越しています。だれもが体験できるような家庭環境ではありません。
 お金はある。だけど、母親は(中村メイコさんは)、母親ではない。女優さん(演技を演じる人)です。母親役の演技は、何パターンでも演じられるけれど、演じるだけで、中身も結果も伴っていません。女優は演じることができればいい。実際にそのことができなくてもいいと書いてあります。中村メイコさんは、仕事人間です。生まれながらの根っからの女優です。
 まあ、驚きました。そして、中村メイコさんには、ご自身が好きで、ちゃんと取り組んだ趣味というものがありませんでした。(仕事が趣味だったのかも)。おしゃれして食事に行くことと、買い物好きですが、趣味とはいえないようなやりかただったそうです。買い物は爆買いをして、買った品物を知り合いにあげるというやり方だったそうです。
 中村メイコさんがいっしょに遊ぶ友だちは、美空ひばりさんひとりしかいなかったそうです。
 でも、ご主人(中村メイコさんは23歳のときに結婚した)と娘さんふたりがいたので良かった。助かりました。

 中村メイコさんは、自転車に乗ることができなかった。

 ご家族の楽しみが、花札遊びだった。
花札:カードゲーム

 ふたりの娘さんたちには、まだこどものうちから、テレビや映画、舞台に出ている有名人さんたちとの出会いや交流があります。有名人の人たちもまだ若い。
 美空ひばりさん(昭和27年、中村メイコさんが18歳のときに、15歳の美空ひばりさんと出会っています)、黒柳徹子さん、草笛光子さん、浅丘ルリ子さん、伊東四朗さん、佐藤栄作さん(元総理大臣)、三島由紀夫さん、勝新太郎さん、小松左京さん、石原慎太郎さん、井伏鱒二さん(いぶせ・ますじさん)、今日出海さん(こん・ひでみさん)、郷ひろみさん(まだ16歳です。著者は9歳でした)、ゲイボーイの男性たちの訪問もあります。日野皓正(ひの・てるまさ)さん、森繁久彌さん、森公美子さん、松山善三さん(映画監督)、一の宮あつ子さん(女優)、笑福亭鶴瓶さん、阿川佐和子さん、黒柳守綱さん(黒柳徹子さんのお父さん)

生成りのタフタ生地(きなりのたふたきじ):そのままの状態の平織の生地(きじ)。光沢とハリがある。
手習子(てならいこ):師匠について習うこどものこと。
かもじ:婦人の髪に添え加える髪の毛
アイスペール:氷をいれておく専用の容器
今生の(こんじょうの):この世に生きている間

母方祖母(中村メイコさんの母親):若い頃、小劇場の看板女優だった。祖母が姉のカンナさんにかけた言葉として、『人生、やりたいと思ったことはやってみたらいいよ!』
まだ小学生だった姉のカンナさんは、東京新橋あたりで、サンドイッチマン(広告塔)をやりました。祖母が経営するレストランの宣伝でした。

母方祖父:若い頃、座付き作家だった。

 中村メイコさんの酒癖はいいとはいえません。ちょっとこわい。めんどうみるのはたいへんです。

ラブラブショー:テレビ番組。1970年(昭和45年)~1979年(昭和54年)。トーク番組がありました。

 『今日はママ、ハッスルしたよおー!』(「ハッスル」という言葉を何十年ぶりかで聞きました。一生懸命がんばるという意味です)

 結婚してから6軒の借家に住んだけれど、中村メイコさんは、次に住む借家の下見を一度もしなかった。(ちょっと考えられません。家に関心がない。舞台やテレビ局が家のようなものだったのでしょう)

 中村メイコさんは、テストの、「赤点(落第点(らくだいてん。単位をとれない。進級できない))」の意味を知らなかった。戦時中の召集令状、「赤紙」のようなものだと誤解していた。

 1977年(昭和52年)に、姉のカンナさんが、高校卒業後、ニューヨークへ留学した。15歳の著者と5歳の弟が両親と家に残った。カンナさんが、家族のまとめ役だった。いろいろとあります。
 1980年(昭和55年)に、著者がニューヨークへ留学した。語学学校に行ったら、藤圭子さんが学生という立場でいた。藤圭子さんは、29歳か30歳ぐらいだった。その後、藤圭子さんのご主人になる宇多田さんと三人で食事をした。ふたりは結婚して、宇多田ヒカルさんが生まれた。
 
 中村メイコさんについて、あとのご家族3人がいろいろ忍耐されています。
 家族って、お互いに助け合うものなのだということを再認識しました。

 ニューヨークでの豪快な買い物があります。
 コースターを30個、ペーパーナプキンを50個、靴下全色(20色)を5足ずつ。大量買いです。

 父である神津善行さんの言葉です。
 『うちは、子供に財産は遺さないよ』、娘ふたりがニューヨークに留学した時に渡す分のお金は全部使ったそうです。

(つづく)

 全体を読み終えました。
 なんというか、中村メイコさんは、すごい人です。ご家族もすごい。普通の家庭ではありません。
 中村メイコさんは大量飲酒者なのに、体に悪影響が出ていません。不思議です。肝臓ほか、内臓がぐちゃぐちゃになっていてもおかしくありません。でも、検査結果はOKなのです。そんなことがあるのだろうか……(飲んでいるふりという演技をしていたのだろうか)

 森繁久彌さんの、『屋根の上のバイオリン弾き』の話が続きます。たまたまですが、うちは、4月に愛知県芸術劇場である、市村正親さんの、『屋根の上のバイオリン弾き』を観に行きます。楽しみです。
 
 中村家は、11人で生活していたことがある。場所は、世田谷区上祖師谷(かみそしがや)です。8LDK+スタジオ(地下、防音室)の母屋と4LDKの家で、ふたつの家は、地下でつながっていた。
 神津ファミリーが、両親とこども3人の5人
 父方の祖母(介護が必要)
 父方の祖母の付き添いさん
 母方の祖母
 母方の祖母の秘書
 お手伝いさん2人
 
 すっとこどっこい:久しぶりに聞いた言葉です。ばかやろう、ばかなやつだなという意味

 読んでいると、『これでも人間は生きていける』という勇気がもらえる内容です。なんだか、すごい!
 お米はとげない、洗濯機の使い方もわからない、そんな中村メイコさんです。う~む。女優と結婚する時には、勇気がいります。

 中村メイコさんは、超人(ちょうじん)です。(スーパーマン)
 まわりにいるご家族は、寛大でないと付き合いきれない。あきらめて、楽しむのです。
 
 最後のほうに、実は、ご夫婦は、こどもたちがいないところで、すさまじい口論のケンカを繰り返していたそうです。ご主人の神津善幸さんは、温厚そうに見えるけれど、実は、泣くわ、わめくわ、怒鳴るわだったそうです。
 夫婦にケンカはつきものです。先日読んだ本、『我が家の問題 奥田英朗(おくだ・ひでお) 集英社文庫』でも、新婚夫婦が、お互いを理解するために、すさまじい口論を展開します。感想メモの一部です。
 「お互いの本音をぶつけあう激しい夫婦ゲンカ(口論)が始まりました。お互いを理解するための猛烈な夫婦ゲンカです。そうやって、夫婦は、夫婦になっていくのです。人生の長い道のりを歩んでいくのです。理解したあとは、協力しあうのです」  

Posted by 熊太郎 at 06:58Comments(0)TrackBack(0)読書感想文

2025年04月08日

ナミビアの砂漠 邦画 2024年

ナミビアの砂漠 邦画 2024年(令和6年) 動画配信サービス

監督:山中揺子
俳優:河合優実(かわい・ゆうみ)、寛一郎、金子大地

 う~む。なんとも、よくわからない。
 よくわからないなりに、感想を思いつくまま落としてみます。

 タイトル、『ナミビアの砂漠』というのは、まず、ナミビアという国が、南アフリカ共和国のお隣で、同国の西北の位置にあります。調べたら、ナミビア=何もないという意味でした。つまり、この映画の主人公である、『みやま・かな』の生活とか人生には、何もないと受け止めたのです。じっさい、そんな感じでした。

 若い。出演者のみなさんが、若くて精神的にも、生活者としても未熟です。年寄りのわたしが観る映画じゃなかったと思いながらも最後まで観てみました。
 映像に出てくる男同士も女同士も楽しそうには見えるけれど、それはうわべだけのことです。

 ああ、またこれもタバコ映画か。(いいかげん、日本映画は、喫煙シーンの連発から卒業してほしい。日本映画界の映像描写内容は、時代遅れになっています)
 
 ホストクラブ、夜のあれこれです。

 こういう退廃的なものがうけるのか。
 退廃的(たいはいてき):不道徳、不健全な状態
 ばかだなあという感想しか出てきません。

 主人公のみやま・かなについてですが、彼女のまわりにいる人たちも同じようなものです。
 基本的な生活を送る能力がない人たちです。
 明るい未来が開かれていません。
 このまま歳をとっていく。(今はまだ若いからむちゃやれますが、歳をとっていくにつれて、みじめ、哀れ(あわれ)に老いていきます)
 こんな女のどこがいいのだろう。
 こんな男のどこがいいのだろう。
 まあ、変態(へんたい。変わっている。異常な行為・言動がある)ですなあというシーンもあります。

 河合優実さんのひとり演劇か。
 女性の生き方を浮き彫り(ぼり)にする。女性特有のことがらをアピール(妊娠とか、低賃金とか、劣悪な労働環境とか、男よりも不利なところ。男に依存して、男の稼ぎで食べていくために、男にこびるとか)する。映画のメッセージは、女の生きづらさ、男女の不公平、あと、国籍問題がからんでいるようです。(主人公の根っこに中国籍がある)
 
 ときおり、『死』を考える。

 シーンの意味がわからないことがけっこう多い。
 何をしているのかわからない。

 主人公女子は、脱毛サロンで働いている。
 自分で、こんなことをしても効果がないようなことを客に言う。
 解雇されました。

 主人公のスマホに、『ナミビア砂漠』の映像が映っている。映像には、ラクダ複数が映っていて動く。

<何をどう感じればいいのだろう。わからない。主人公たちは、社会生活の標準的な暮らしから、はずれた場所・空間で生活している>
 
 男はめめしい。男は女を支配したがる。
 同棲があります。ふたりでいても、ひとりがふたりいるような感じに見えます。会話やふれあいはありますが、ふたりで協力して生活を成り立たせている状態を感じられません。

 開始44分で、突然、タイトルが映像に現れました。『ナミビアの砂漠』です。

 映像を観ていても、自分の理解力が足りないのか、正確な状況を把握できません。
 主人公女子は妊娠したのだろうか? さらに、同時進行みたいな感じで、ふたりの男と関係をもっているから、どちらの男のこどもを妊娠したのだろうか? それとも、妊娠は、主人公女子の空想で、じっさいは妊娠していないのだろうか。
 いずれにしても、女性が恋をするときは、妊娠というリスクを背負っているということが強調されています。女性の生きづらさが表現されています。
 男からみれば、女性は、消耗品扱いです。商品とも言える。

 男の親のところへ結婚したいとあいさつに行く。
 そう思って見ていたら、どうも違う。
 まあ、付き合っているというふうです。
 しかもキャンプ場で、親族一同がキャンプをしている中へ入っていく。
 カップルは、場違いのようすもある。

 よくケンカをするカップルです。
 (ヒマなんだなと思いました。本気(ほんき)の家庭生活では、そうはいきません。小さなこどもがいれば、ドタバタ戦争状態です。こどもを預けて共働きともなれば、時間的な余裕などなくなります。こどもが病気になるとたいへんです。とにかく、忙しい。忙しくてケンカになる。結局、ヒマでも忙しくても、夫婦はケンカになる)

 登場人物たちはみな、メンタル的に病気ではなかろうかという気分になります。
 みんな病気で、コワイコワイです。
 男が言います。『おまえが(女性のほうが)はらませたんだよな!(男をだましてわざと妊娠したんだよな)』(わけがわかりません。通常、はらませるのは、男のほうです)
 女性差別意識に対する抗議の映画でもあります。

 女優河合優実さんの演技がじょうずです。めちゃくちゃ狂っています。
 男が叫びます。『ムリ! おまえは、ムリ!(オレのパートナーとしてはムリ)』
 
 ちゃんとした食生活をしてほしい。(そうしないと、心がすさみます)
 カップラーメンばかりを食べています。
 
 男の稼ぎに依存して生きる女になる。

 主人公女子が大暴れ(おおあばれ)する映画でした。豪快です。
 
 リモートで医師の診察を受けることができるのか。
 モバイル機器をもって受診する主人公女子です。保険証とか医療費の支払いはどうやってやるのだろう。まあ、やり方があるのでしょう。

 まあ、すさまじい暴力映画です。
 なんだか、カップルの夫婦ゲンカというよりも、兄と妹のきょうだいゲンカのようです。
 『(女子が男子に叫ぶ)おまえは、実家があるからいいな!』(女子には実家がないのか。女子は、家庭崩壊で実家がないようにみえますが、さいごのあたりで、中国にいる親族たちからスマホにビデオ通話で電話がかかってきます)。中国のファミリーは、食事会の最中で、にぎやかです。元気にしてるか~です。

 キャンプだホイの歌が流れました。なかなかいい選曲でした。
 キャンプだホイ、キャンプだホイ、キャンプだホイホイホイーーです。

 最後は、カップルの無言に近い食事シーンで、突然終わってしまいました。
 う~む。映画です。表現の手法はいろいろあるのですが、わかりやすい表現のほうがいい。
 それとも、わかりやすい表現で女性問題を扱った作品がすでにあり、ありふれているから、ユニークな(唯一の個性)手段を選択したのだろうか。  

2025年04月07日

コモドオオトカゲ (名古屋東山動物園にて)

コモドオオトカゲ (名古屋東山動物園にて)

 小学校の春休みに、三世代でぞろぞろと動物園へ遊びに行きました。
 昨年シンガポール動物園から名古屋に来てくれた、『コモドオオトカゲ』を最初に見ました。
 場所は、昔、イケメンゴリラのシャバーニたちがいた旧ゴリラ舎でした。(ゴリラたちは、現在は別の場所にいます)
 最初、展示室を観ても、コモドオオトカゲがどこいるのかわかりませんでした。
 太い木の幹が何本もころがっています。



 トンネルみたいになっている木の幹の下になにか動物の気配がありました。



 木の幹だと思っていたのは、コモドオオトカゲ君の本体でした。
 カメレオンのようです。周囲の風景と同化しています。身を守るためでしょう。
 じーっとながめていたら、こっちを向いてくれました。
 もっと厳しい視線をしているのかと予想していましたが、愛らしいつぶらな瞳で、やさしそうな性格に見えました。
 でも、口の中に毒をもっているそうです。
 全長2m70cm。体重約50kg。お名前は、『タロウ』で、年齢13歳のオスだそうです。
 別名が、『コモドドラゴン』で、生息地は、インドネシアの島だそうです。



 この日の園内は、桜の花がとてもきれいでした。花びらが輝いていました。
 熊太郎じいさんは、長いこと生きてきたので、桜の花は見飽きた気分でしたが、じっさいに今年もそばで見てみると、かなり美しい。あと何回桜の開花を見ることができるだろうかという年齢になってしまいました。

 まだちびっこの孫たちとジェットコースターに乗ったり、ボート池でスワン型ボートのペダルをこいだりして春の一日を楽しみました。  

Posted by 熊太郎 at 06:27Comments(0)TrackBack(0)名古屋市

2025年04月05日

紙の月 邦画 2014年

紙の月 邦画 2014年(平成26年) 2時間6分 動画配信サービス

監督:吉田大八
俳優:宮沢りえ、池松壮亮、大島優子、田辺誠一、小林聡美

 宮沢りえさん出演の作品で、先日動画配信サービスで見たのが、『父と暮らせば』でした。関連付けて、こちらの作品を観てみました。
 もう終わりましたが、日曜夜のバカリズム脚本ドラマ作品、『ホットスポット HOT SPOT』に、日テレ番組、『月曜から夜ふかし』のスタッフとして出ていた池松壮亮さん(いけまつ・そうすけさん)が、宮沢りえさんの彼氏役(大学生)で出てきたのでびっくりしました。
 池松壮亮さんは、撮影当時23歳ぐらいです。
 いっぽう宮沢りえさんは、40歳ぐらいの役で、ご本人の年齢も映画撮影当時はそのぐらいでした。銀行の契約社員で出ておられます。夫は、ベトナム赴任があるような会社勤務です。商社だろうか。
 全体を通してですが、今回の悲劇(銀行員が、顧客のお金に手を付けた)は、妻に理解が足りない夫の言動に真因(しんいん。真の原因。本当の理由)があります。ただ、そういう夫は、現実には多い。

 池松壮亮さんは、へんな男を好演されています。

 男の愚かな(おろかな)面が、あちこちで出てきます。男よ、反省しろ!です。

 『紙の月』という言葉で思い出すのは、洋画作品、『ペーパームーン』です。もう50年ぐらい前の映画ですが、いい映画でした。人間は、理屈じゃなくて、気持ちで生きているのです。

書損(しょそん):書き間違い。書き損ない(そこない)

 女の世界がありますなあ。

 夫婦には生々しい生活臭があります。住宅ローンの繰り上げ返済の話が出ます。
 男尊女卑の夫婦です。バブル経済がはじけた、このころの世の中は不景気でした。
 時代設定は、1994年(平成6年)から1995年(平成7年)です。昭和の時代の男女関係をひきずっています。途中、震災のことも出てきますが、それは、1995年の阪神淡路大震災のことです。

 小林聡美さんが出てきました。去年のNHKBSドラマ、『団地のふたり』がとても良かった。小泉今日子さんとセットで団地のふたりでした。
 おだやかな人柄だった団地のふたりとは違って、小林聡美さんは今回、厳しいベテラン女性銀行員の役回りです。

 映像を見ながら、このころは、電子マネーはなかったなとか、デスクトップパソコンの出始めで、パソコンは当時、非常に高価であり、大きくて重たかった。なのに、今と比較して、パソコンの能力はそれほど容量があるものではなかったとか、いろいろ思い出しました。
 
 原作は、角田光代小説作品であることを知りました。わたしはこの映画を観るのは初めてですが、うちの家族はこの映画を観たことがあるそうです。

 男女の出会い→ときめき→(冷えた夫婦関係が下地にある)→主婦が、若い男と浮気という流れですな。ただ、ちょっと、二十歳すぎの男性と四十歳女性のラブは、考えにくい。お金めあて、体目当て、愛情はないのでしょう。たぶん。男と女ですから、押したり引いたりが始まりますなあ。

 『現金』を扱う仕事は、危険です。不正がやれちゃいます。
 
 昔、タクシーに乗った時、タクシーンの運転手が言っていました。
 『浮気というものは、最初は、やってはいけないと、がまんするのだが、1回やると、何回でもやれるようになる』
 まあ、なんでもそうでしょう。やってはいけないと思っていても1回やると、何回でもやれるようになる。自制心がなくなる。コワイコワイ。あとがコワイ

 福澤諭吉さんの顔が書かれた壱万円札がいっぱい出てきます。渋沢栄一さんの壱万円札の登場は、まだかなり先です。

 宮沢りえさんが演じる梅澤梨花は、心に不満がたまっていた。
 人のお金で豪遊することを、『紙の月』とたとえておられました。ニセモノの月なのです。月=幸福なのでしょう。紙は、お札のことなのか。

 男女の体のからみが映像で美しく描かれているのですが、現実とは違います。現実はもっとたいへんです。映像は、妄想(もうそう。願望)で、つくりものです。虚構です。現実は映像のようにはいかないのです。痛いし、重たいし、苦しいのです。人間はなんでこんなことをするのだろうと思うこともあります。互いの気持ちの交流ならハグだけで十分満たされます。虚構にだまされて人生の将来を見誤ってはいけません。

 アホな夫です。

 お金持ち相手の仕事もたいへんです。まあ、お金がない人の相手もたいへんですが。

 梅澤梨花は、幽霊みたいな女の人です。

 池松壮亮さんは、ドラマ、『ホットスポット』と同じ調子のセリフ言い回しです。それでいい。味わいがあります。静かに語ります。大声は出しません。

 上映時間が経過しましたが、なんだか広がりがありません。

 カードローンはやらないこと。貯蓄の鉄則です。
 主人公女子は、金融機関で働く人とは思えません。
 金融機関で働く人は、カードローンを顧客に勧めることが仕事です。自分がローンを背負ったら、お話になりません。
 浮気相手の男子は、お金がなければ、大学へは行かなくていい。
 昔は、働いて、お金を貯めてから、大学に入る若い人もいました。
 昼間働いてお金を貯めて、夜間の学部から、昼間課程に転籍する人もいました。

 映像を観ていて、『お金ってなんなんだろうなあ』と、考えました。
 不正なお金ですが、豪遊できたことは、それはそれで、さきざき、いい思い出になりそうです。
 ふつう凡人には、豪遊体験は思い出にないからです。(やっぱり、映画の後半で、そんな話が出ました)
 
 主人公宅は、夫婦として、終わっています。
 夫は、妻を夫の従属物と思っているだけです。召使い。オレが食わせている。オレに従えです。
 銀行顧客のお金を窃盗したのは、妻ですが、根本的な原因は夫の妻いじめにあります。
 妻は、おとなしくて、まじめだった。まじめすぎて、反発する手段を身に付けていなかった。堕ちるところまで堕ちていった。(おちるところまでおちていった)
堕ちる:おちる。不正に手に入れた金額がどんどんふくらんでいきます。何千万円という単位になっていきます。オソロシイ

 梅澤梨花が、キリスト教系の女子高校に通っていたときのことが流れます。
 きれいごとだけを教えていたら、こどもの心は壊れてしまいます。
 ただ、そのシーンでは、もともと梅澤梨花に盗難壁があったと紹介されます。う~む。そういう癖はなかなか治りません(なおりません)。よく梅澤梨花は、銀行員になれたものです。
 まあ、堕ちるところまで堕ちるしかありません。
 痛い目にあわないとわからないこともあるでしょう。
 
 20歳ぐらい年上の女性とのラブです。
 観ていて、若い男は若い女のところへいくだろうと思う。(そのとおりになりました。梅澤梨花はみじめです。そうなることがわかっていたのに、がまんできないのね)

 梅澤梨花と大学生彼氏は、三泊四日で、146万円ぐらい使ってしまいました。盗んだお金を使いました。
 梅澤梨花は、犯罪行為をしていますが、いい思い出ができたという記憶は残るのでしょう。

 サスペンス、スリラー映画です。

 梅澤梨花は、感覚がマヒしている。このままだと、逮捕、収監されてしまいます。
 どんどんエスカレートしていきます。
 観ていて、映像よりも、話の筋立てをこれからどうするのかに興味が湧きます。
 銀行職員間の冷たい世界があります。
 
 小林聡美さん演じるベテラン銀行員が厳しい。(発覚するという予感あり)
 発覚して、ドタバタ騒ぎになって、終息に向かうという流れはありきたりです。どうなるのだろう。

 正義を訴える小林聡美さんを排除しようとする動きが出てきます。不正は、ひとつではありませんでした。
 かけひき、条件闘争が始まりました。ややこしくなっていきます。
 (そういう、話のやりくりか。おもしろい。現実にありそうです)
 『(盗んだお金を)返して済む話ではない』(ただ、銀行にとっては、この事件が世間に明らかになるとダメージが大きい不祥事です。隠蔽(いんぺい)したい)
 小林聡美さんの女の意地もあります。ちゃんと働いてきた自分がなぜ排除されなければならないのか。
 
 大学生の男は大学を辞めます。彼のために、学費を不正に用意した梅澤梨花の考えは甘かった。
 大学生だった平林光太(池松壮亮)は、ダメ人間です。

 梅澤梨花の立場になると、死を選ぶこともあるかなと。
 借金がかさんで、返せないとなると、首をくくるしかない。地獄のスタートです。
 
 そうくるか。色仕掛けでお金をゲットしたい。
 うそをつくためのチラシや、証書のカラーコピー、1995年ごろのパソコンとか、プリンターとか、世の中のアナログ(手作業)事務手続きだとできた手法です。

 いまさらもう戻れない。梅澤梨花は、やつれました。

 人からほめられたい。
 人からほめられるためには、うそもつくし、盗みもやる。
 人を助けてあげたいではなくて、自分がほめられて認められていい気分になりたい。
 
 『あなたはみじめじゃない。やりたいことをやった。やりたいことができた。あなたは、幸せ者です。だって、人のお金だけれど、いっきに何千万円も使ったんですもの』
 小林聡美さんと宮沢りえさんの問答が続きます。
 偽物の月だから、月は、いつかは消える。偽物の月は、いつかは終わる。
 月=お札なのかなあという推測をしましたが、あたっているかはわかりません。最後の理屈は、理解できませんでした。

 梅澤梨花の器物損壊シーンが良かった。犯罪ですが、いい終わり方でした。
 飛び降り自殺をしたのかと思いましたが、逃走でした。大音響で讃美歌が流れました。
 開き直ったのです。『わたしが何をしたっていうの! わたしに何の責任があるというの! わたしは、わたし、これがわたしです!』という強い主張を感じました。だから、死なないのです。彼女は生き続けることを決心したのです。考えてみれば、人殺しをしたわけではありません。お金をいっぱい使っただけという解釈もできます。ただ、人のお金ですけど……

 ラストのベトナムのシーンは???でしたが、原作者の角田光代さんは、世界を旅する人なので、このシーンを入れたかったのかなあと考えました。
 昔、本を一冊読んだことがあります。
 『いつも旅のなか 角田光代 アクセス・パブリッシング』
  海外旅行記です。登場する国々は、モロッコ、ロシア、ギリシャ、オーストラリア、スリランカ、ハワイ、バリ、ラオス、イタリア、マレーシア、ベトナム、モンゴル、ミャンマー、ネパール、タイ、台湾、アイルランド、中国、韓国、スペイン、キューバと多彩です。ひとつのところにじっとしていられない性格のお人です。

 へんな終わり方の感想メモになってしまいました。  

2025年04月04日

バンドエイドを違う指に貼る(はる)

バンドエイドを違う指に貼る(はる)

 針金でとめてあるノートを使い切ったので、針金を取り除いて廃棄処分をする作業をしていたら、右手人差し指にある爪の左側が少しだけですが、ぱっくり割れてしまいました。
 けっこうな痛みがあって、家にあったぶ厚いバンドエイドを巻き付けるように貼りましたが、ごわごわしている状態です。
 翌日、用事があってドラッグストアへ買い物にいったら、『スポットあかぎれ保護バン』という商品を見つけました。小さなバンドエイドです。
 (これはいい。大きさがちょうどいい)
 さっそく購入して、皮膚が割れたあたり、爪の部分も含んで、右手人差し指爪のそばで割れた傷口にスポットバンドエイドを貼りました。
 とても小さいので、傷口のまんなかあたりにバンドエイドをもってくることがむずかしい。
 そんなことを気にしながら、数日間、新しいバンドエイドと貼り換えながら使用していました。
 (そして数日後)
 ふと気づいたら、傷口がない右手中指の先にバンドエイドが貼ってありました。ショックを受けました。自分の頭がぼけている。けがをしていない指にバンドエイドを貼っていました。
 だいぶ痛みが消えてからも快適なのでなんとなく貼っていました。
 自分の脳みそはだいじょうぶだろうかと、また心配ごとが増えました。
 このところ、本当に物忘れをすることが多くなりました。
 やろうと思っていて、やっていなかったということがあります。
 やってもいないのに、やったという思い込みが脳にインプット(入力)されているのです。
 急いではいけない。ゆっくりていねいに、自信過剰にならずにやっていかねばと肝に銘じたのです。(きもにめいじる:忘れないように心に深く刻む(きざむ))  

Posted by 熊太郎 at 07:34Comments(0)TrackBack(0)熊太郎の語り

2025年04月03日

50歳になりまして 光浦靖子

50歳になりまして 光浦靖子 文春文庫(文藝春秋)

 先日読んだ同著者の本が、『ようやくカナダに行きまして 光浦靖子 文藝春秋』でした。
 時期が前後することになってしまいましたが、これから読む本が、カナダ留学に行く前の著者の心境を語ったものです。
 読みながら、感想をつぎ足していきます。

 まえがき部分がおもしろい。
 著者の本音がいろいろ書いてあります。
 『私は独身です。旦那も、子供も、彼氏もいません……』
 『私は誰にも必要とされていない……』
 わたしが思うに、人というのは、なにかしらこの世での役割を与えられて、人として生まれてきているのです。著者のこの世での役割は何だろうと考える読書になりそうです。(結果的に、読後、著者は、著者のためにこの世に生まれてきたと判断しました。そういう生き方もあります。ひとりで自己完結する人生です)

 留学先をカナダに決めた理由です。
 知人がカナダで商売を始めるという話から始まります。
 アメリカ合衆国には、アジア人いじめがある。
 アメリカ合衆国の特にいなかの国民は、米国経済不況の原因は、アジア諸国からの製品輸入にあると考えている。
 カナダには、その差別意識がない。カナダ人は、優しい。
 著者が2018年にカナダを訪れて、その知人をまじえて3人でホテルのバーで飲んでいた時に、たまたまエレベーター前で、元プロレスラーの佐々木健介さん、北斗晶さん(ほくとあきらさん)ご夫婦に遭遇した。(そうぐうした)
 光浦靖子さんは、女子プロレスのファンだった。おふたりの息子さんが、カナダバンクーバーに留学していた。光浦靖子さんが、自分も留学してみたかったとおふたりに話をしたら、留学することを勧められてその気になったという経過が書いてあります。

 時は、コロナ禍で、予定したバンクーバー留学へ出発できなくなり、住んでいた賃貸マンションは解約済みで住めなくなり、妹さんご家族の家に居候(いそうろう。同居)させてもらって、ようやく、バンクーバーへ出発できたそうです。
 なかなかたいへんなご苦労があります。

 2020年(令和2年)4月にカナダのバンクーバーへ留学しに行く予定でしたが、コロナ禍で行けなくなりました。
 2021年(令和3年)7月にようやくカナダバンクーバーへ出発できました。
 いろいろたいへんです。

 幼いこどもさんが好きだけれど、自分自身のこどもは、もうもてそうにない。
 そんなことが書いてあります。
 ふわ~とした雰囲気がある文章です。

 著者の孤独感が伝わってくる内容です。
 タレント仲間の話が出ます。清水ミチコさん、黒沢かずこさん、白鳥久美子さんです。ライングループがあります。
 著者は、まじめな人です。まじめすぎて、人が近づきません。
 同級生グループの話が出ます。8人中、6人が独身です。
 
 結界:修行のための一定のエリア(著者の場合は、「独身」でいることなのか)
 
 人間の哀しさ(かなしさ)、女性のたいへんさのようなことについて綴られて(つづられて)います。
 『結婚相手もいなければ、彼氏もいない……』
 神さまにお願いする。『いい具合に、諦めさせてください(あきらめさせてください)』
 
 著者が喫煙者であったことは意外です。(今は吸わない)
 人のたばこの煙が臭かった。人から、自分も吸えば臭いと感じなくなると言われて、ご自身も吸い始められたということだそうです。おろかなことです。

(つづく)

 132ページ以降の記述からは得るものは少なかった。

本をジャケ買いする:本の中身ではなく、パッケージ(包装)デザインを気に入って購入すること。

 学校での出来事について書いてあります。
 学校は人生のゴールではありません。人生の通過点です。
 学校でなにがあったかは、社会に出ると関係ありません。
 社会に出て、日にちが経つごとに、学校という組織は、自分の人生からは遠ざかっていきます。

 『比較』について書いてあります。相方の大久保さんと自分との比較です。
 コンビのようで、コンビではない活動をされているそうです。
 大久保さんとは、小学1年生のときからの付き合いだそうです。
 まあ、いろいろあります。縁がある人とは長続きします。

スノードーム:置物。球形の透明容器に、人形や建物などが入っている。
出オチ:終わり芸人が舞台に出てきたとたん奇抜なかっこうや一発芸で笑いをとること。

 人間ドックを受診した結果、著者は、100歳ぐらいまで生きることができるタイプだったそうです。

『解説 私が光浦さんに一目置く(いちもくおく。自分よりも優れていると認め敬意を払う)ようになった理由 清水ミチコ』
 この部分を読んでいて思ったことです。
 『人生は自分の居場所探し』。人生は、自分の居場所を探すための旅路(たびじ)です。
 清水ミチコさんは、カナダバンクーバーにある光浦靖子さんのお宅を訪問しています。
 光浦さんはバンクーバーでは、あきれるほどのびのびしていて、まるで憑き物(つきもの。人にのりうつって、災いや(わざわいや)不幸をもたらす霊)でも落ちたかのようだったそうです。
 全身に充実感と幸福感が現れていたそうです。

 五十代で単身海外留学するという、ほかの人から見て、不思議に見えることでも、本人にとっては、精神衛生上の安定を維持していくためには、だいじなことなのです。  

Posted by 熊太郎 at 06:57Comments(0)TrackBack(0)読書感想文

2025年04月02日

上がったら下がる。下がったら上がる 株取引

上がったら下がる。下がったら上がる 株取引

 株取引を始めてから3年半ぐらいがたちました。
 得したり、損したりを繰り返しながら、いっしょうけんめい考えて取引をしています。
 その結果、トータルではプラスです。
 浅いながらも経験で考える手法で、自分なりに、ルールを決めて従うことにしています。
 現在のマイルールは、次のものです。

 『(個別銘柄の株価は)上がったら、下がる。下がったら、上がる。下がった時に買って、上がった時に売る。【時間】を味方(みかた)につける。(株式市場ではチリ(ゴミのこと)のような存在である個人投資家の心得(こころえ。心がまえ)として、狼狽(ろうばい。おろおろとあわてふためく)売りはしない。(株価について)高値でつかまない。暴落(ぼうらく。大きな下落)は、優良株を買うチャンスととらえる。(暴落時に)売らない勇気と(暴落時に)買う度胸をもつ』
 総じて(そうじて。全体としては)、ほかの人と同じことをしていたらもうからない。考える。考える。考える。感情的にならない。冷静に作戦を練る(ねる)。つくった作戦を実行する。そしてまた考える。考える。考える。人が売る時に買う。人が買う時に売る。そうやってがんばっています。  

Posted by 熊太郎 at 07:10Comments(0)TrackBack(0)株式投資